玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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働かないアリ

▼会議のやり方についての本はたくさんあるけど読んだことはなかった。というのも、私が出席してきた会議はそこそこ機能していたし、機能していないものはすぐに逃げてしまって、以降、出なかったからかもしれない。

 

そんでですね、集合住宅の役員会議がありまして、これはなかなか逃げるに逃げられない。まあ、この会議がねえ、揉めに揉める。これほど揉めるかというぐらいうまくいかないのだった。そこで初めて、なぜうまくいかないのか考えた。私を中心として、会議中、発言しないでボーっと聞いているだけの人間が多い。会議内容が専門知識がいる分野で複雑ということもあるのだけど、そもそも「誰かが言ってくれてるからいいや」というのもある。

 

単純な話で人数が多すぎるんですよね。会議の最適人数というのを調べると4~6人というのが多い。思い返しても、うまくいっている会議というのは少人数なのだ。多くても10人までという。どうしたって人数が増えれば発言しない人も出てしまう。なにせ会議メンバーは20人弱いる。不要。そして、発言しない人について怒る人もいて、もうなんというか、面倒くさいなあという。これは個人の資質ではなく構造の問題で、だから怒っても仕方ないんじゃないかしら。ボーっとしている私が言うのもなんだけど。

 

前に「働かないアリに意義がある」という本を読んだが、働きアリの20%はだらだらしている。だが、働いているアリをある一定数取り除くと、このダラケ組が働きだすのだ。責任感てのは、これと同じなんじゃないのかなあ。まあ、そういった理論武装もしたことだし、これからはより一層ボーっとしていく所存。私が悪いんじゃない、構造が悪いんだ。あいつは本当にねえ、昔からそういうところがありましたよ。ええ。構造のやつは。本当に。

 

 

 

▼夏祭りで飲み物を発注。ネットで調べても思ったより安くなく地元のスーパーを視察。夏祭りで何が怖いって雨が怖い。雨天決行でも客は集まらず、仮に台風ならば中止になる。仕入れた何万円という商品が無駄になるのだ。

 

で、スーパーの店長に相談したのですが、ダメ元でお願いしたところ、台風などの際の当日キャンセルを了解してもらった。ただし、あまりマイナーな商品は正直困るというので、マイナーな商品をメジャーな物に切り替えてもらった。たしかにメジャーなやつなら、キャンセルされても売れるわけだし。値引きもしていただいた。いや、本当にありがたい話。ここで店名を紹介したいところ。店長のお名前を紹介したいところ。店長の携帯の電話番号を紹介したいところ。個人情報。