▼月の美しい夜が続いていた。蒸し暑い。ドラッグストアの前で裏返しになってもがいていたクワガタを助けた。靴を差し出すとしっかりと靴の裏にしがみついたので、そのまま片足で跳んで草むらで落としてやる。まだこの時期のものは小さいんだなあ。
帰りのエレベーターで全身黒ずくめのオカッパ頭のおじさんと一緒になった。ナイロン素材の服がテカテカと黒光りしていた。言わないのかなあ、言うわけないかあ、と思っていたら、やっぱり言わなかった。「あのとき助けていただいたクワガタですが」。さすがに早すぎる。蛍原さんに似てたなあ。
今年初のクーラー、初のアイス。夏。
▼2018年上半期に観て面白かった作品。Amazonプライムの影響もあってドラマがぐっと増えたように思う。映画とドラマ・アニメに分けました。こちらは映画。
頭からクエスチョンマークが消えることのなかった作品。なんだこれ感がものすごい。そんで梶芽衣子さんはきれい。
愛を知らない高利貸しの物語。
楽しいお巡りさん。
過去の栄光すがりまくりおばちゃんの恐怖。
誘拐事件の依頼は受けたけど‥‥。
報道の難しさ。
歌の中に光が見える。
過去のいじめはいつか許されるのか。
最強の悪役にしびれる。
世界に二人きり。
他には、奇妙な作品「ニーチェの馬」が気になったかなあ。観るのがひたすら苦行でしかないという。
▼ドラマ・アニメは本数が少ないので5本挙げます。
大穴に降りていく。
悪魔になってしまった。
中世恋愛ドラマの傑作。
ドロドロした中世のあれやこれや。
1位 響け!ユーフォニアム(シーズン1、2)
まだ感想は書いてないですが、高校吹奏楽部の活動を描いた「響け!ユーフォニアム」が2018年上半期に観た作品の中でもっとも好きでした。努力が必ず報われるわけではないものの、それでも努力しかないわけで。熱血スポコンアニメ。