玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

このブログの内容はすべてフィクションです

名試合

▼ワールドカップポーランド戦の消極的なパス回しのことで日本代表が叩かれていた。私は私が影響を受ける範疇のことでしか何か言う気はないので、作戦のことは日本代表の方とかスタッフの方が好きにすればいいと思っているし興味もないのだ。しかし、これだけ荒れてしまうのはなぜかしらと思う。ひょっとして名前が悪いからではないか。侍ジャパンというと、卑怯なことはできないような気がする。なにせ侍。そこで提唱したいのがニンジャパンである。忍者なら相手チームを暗殺するのまではOK。一挙に作戦の幅が広がった。時間稼ぎのパス回しぐらいなんでもない。なにせ殺してよいのだ。ニンニン。

 

 

▼などとふざけたことを書いているうちにベルギー戦で敗北。ヨヨヨ‥‥。実に惜しかった。負けはしたが、日本は勇敢に戦った。ニンジャパンの風上にもおけぬ戦いっぷり。毒殺はどうした。2-0でリードした時点で時間稼ぎをすることもできたはずだけど。ベルギーの一点目は明らかにクロスを狙ったが、偶然入ってしまったというラッキーなものだった。二点目は高さにまったく対応ができてなかった。それでもサイドを切り崩して何度もチャンスを作ったし、もう少しで勝てたというところまでいった。ヨーロッパや南米と当たったとき、負けて当然と思っていたのでそれまでは残念とも思ってなかったのだけど、今回はねえ、本当に残念だと思えるほどの展開だったんですよねえ。私がベルギー人だったら、興奮して鼻からチョコレートが止まらないぐらいの勝利。貧弱なベルギー知識。やっぱりスポーツっていいなあと思えるすばらしい試合でした。両チームとも、とても良かった。

 

 

▼ケーブルテレビを観ていると、よくプロアクティブ洗顔料)のCMが流れていて、あれが気になっていた。ニキビに悩む子供(または孫)がいて、親や祖母がプロアクティブを子供に買ってやり、子供が感謝するというもの。プロアクティブがちょっと高い商品だから、保護者をターゲットにするのは仕方ないのかもしれないけど。

 

ニキビを治すCMというのではなく、プロアクティブを買って上げると、あなたの親子関係がうまくいきますよと言われている感じがしてどうも腑に落ちないのだ。洗顔料の広告に見えて、親子関係を人質にとっているように見えてしまう。親の弱点を突いてくるような。そもそもニキビができるような年齢の子供なんて、親とうまくいっているわけがないのだ。そうに決まっている。親すなわち敵。親すなわち悪魔! そう教えられて育ちました。それがティーンエイジャーではないか。違うの?

 

偏見と共に生きていく。