玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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モニタリング

▼モニタリングというドッキリ番組を観る。俳優の瑛太さんが出ている。家庭内で軽んじられているお父さんが家族と食事に来たところに、偶然に俳優の瑛太が居合わせる。瑛太はお父さんの知り合いで、お父さんの株が上がるという内容。しかし、知り合いだからって本当にお父さんの株は上がるのだろうか。瑛太の地位は瑛太が努力したからあるもので、お父さんは関係ない。「俺の知り合いに〇〇がいて」などと有名人の名前を出す人がいるが、そんな人間は自分を大きく見せたいだけのポンコツでしかない。ポンコツを診断するのに「俺の知り合いに」を使ったほうがいいんじゃないかと思う。

 

しかも、これはドッキリ番組だからお父さんは瑛太の知り合いでもなんでもない。家族に対して一個、嘘をついただけなのだ。初期値より評価が下がるのではないか。私は何を見せられているのか、と思いながらも番組を観てしまう。

 

そうそう話は変わりますが、この前、楽天三木谷社長とすれ違いましてね。わっはっはっは! かくいう私も三木谷社長とすれ違うほどの人間なんですわ。うわっはっはっは!

 

書いていて虚しくなりませんか。

 

 

 

▼誘拐 女子高生を「彼女にしたかった」容疑で逮捕。(毎日新聞

 

本当にどうでもいいニュース。だが、この書き方だと女子高生を彼女にしたかったから逮捕されたように見える。逮捕されたのは、未成年を誘拐したからだけど。で、このニュース、よく読んでみると犯人は「かわいかったので二人目の彼女にしたかった」とある。一人いるのかよ、と驚くが、さらに「交際女性が住む同市中区のマンションに連れこんだ」とある。一人目の彼女に対して二人目(誘拐)をどう紹介するつもりだったのだろうか。

 

怒られない理由って不可能じゃない? 背中から生えてきた、はどうか。

 

 

 

▼新人K君と話す。「僕、大谷選手と同じ歳(23歳)なんですよ」と言う。「はあ~。大谷はあんなに活躍してるのに僕全然駄目なんですよ~」と溜息混じりにこぼす。走行守、顔、性格、金、すべて揃った殿上人と比べてどうするか。

 

アホか。私が23の頃なんてバイトしてプラプラして、挙句の果てに趣味の中古ゲーム屋めぐりというド底辺の生活だったぞ。上を見るな、首が折れるぞ。下を見ろ。と励ますとものすごく憐れみのこもった目で見られた。

 

「じゃあ、部長はどうだったんですか?」と訊かれるが、その頃は部長に会ってないから知らん。「部長なんて23のときはまだ森にいて、たしかに森で一番賢いゴリラだったけど、だいたい毎日ウンコ投げるぐらいしかしてなかった」と言ってみた。

 

明日は暇なので、部長を撃ち殺すための猟銃免許の取得にでも行こうかしら。できることからでいい。一歩一歩だ。

 

 

 

▼映画の感想「柳生一族の陰謀」を書きました。陰謀が錯綜する面白い時代劇。そして萬屋錦之助の顔芸。顔が面白い人は、いい人だ!