▼ビジネス書を読んでいると、小説仕立てになっているものがある。エリヤフ・ゴールドラットの「ザ・ゴール」などは、ボトルネックについても理解が深まったし、とても面白く読めた。
小説仕立てのものは、仕事に悩む主人公が失敗をし、先生役となる人物が指導していくというものが多い。だが、最近のものは登場人物に変な色がついていて、素直に内容が入ってこないものがある。今読んでいるものは、営業部門からシステム部門に配属されて苦しむ男が、年下の女性ITコンサルタントに指導を受けながら成長していく話。だが、この女性コンサルタントのキャラが濃く、「あんた、本当にバカね!」みたいにすぐ罵倒されるのだった。こういうキャラづけ必要なのかなあ。
そこが面倒臭くて内容が一切頭に入らないという。アニメやライトノベルを好きな読者が手に取りやすいように、ちょっと変わった設定にしてあるのかな。タイトルはわりと普通なんですけども。今後、ラノベ的タイトルのビジネス書も増えていく気がする。いろいろとライトノベルを検索をしてみると、タイトルが長いんですね。長くなる一方なのかな。
「男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。」とか、登場人物のおおまかな設定がタイトルで説明されている。今後、エンディングまでのストーリーをすべてタイトルで語るラノベが出ても、もう驚かない。私も一つ、ラノベ風ビジネス書のタイトルを考えてみる。
「今日はピラニアみたいな性格の女から転生したウンコの誕生秘話をお話ししましょう。あと業務管理の話も」
適当すぎた。
▼映画の感想「ルーム」を書きました。もう、すばらしい作品だからとにかく観て、絶対観て、とお薦めしたい。