玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

このブログの内容はすべてフィクションです

オリンピック

▼オリンピックがやっているとつい観てしまう。スピードスケート500mの小平奈緒選手、ライバルの李相花(イサンファ)選手の抱擁は、同じ高みで戦う者にしかわからない結びつきを感じさせた。いいものですね。

 

で、種目は違うがフリースタイルスキーが気になる。段差やジャンプ台があるコースをスキーでさまざまな演技をしながら滑る競技。観ている人には今更そんなことという話でしょうけども、あれ、スタート地点からほぼみんな後ろ向きに滑り出すんですよね。驚いた。あれはいいのか。

 

もう、前向きでの技はすべてやりつくされてしまい、後ろ向きからジャンプするぐらいしか難易度が高い技が残っていないのだろうか。不思議。今後どうなるのだろう。ストックを捨てて滑る、携帯で通話しながら滑る、目隠しをして滑る、うどんを食べながら滑るぐらいしか思いつかないが。まさにフリースタイル。

 

あと、よくわからないのが、どこまでをオリンピック競技にしてよいのかという疑問。これはオリンピックをやるたびに感じている。登山、腕相撲、流鏑馬(やぶさめ)、弓道合気道、ゴルフ、釣り、スカイダイビング、ハンググライダー、ダーツなどもあって良さそうだけど。どういった基準で選考されるのかなあ。

 

新種目に指相撲というのはどうだろう。だが、数々の偉業を成し遂げたメダリストが集まったとして、その中で「本日は、指相撲でオリンピック3連覇という偉業を果たし」と紹介されても、はたしてそれは吉田沙保里選手だとか、羽生結弦選手の横に堂々と立てるのか。「だってあいつ指相撲だし」などと陰口たたかれそう。心配。

 

もっと普通の人が出られる職業オリンピックなどがあってもよいかもしれない。消防士の救出訓練の素早さを競うとか、キーボードの早打ちとか、厚焼き玉子を上手に焼けるとか、電車で次に降りそうな人を見極めてその席の前に立つとか、上司の機嫌を損ねずに定時で退社する技術とか、反感を買わないようにうまいこと社内の飲み会を断るとか。途中からなんだかよくわからんことになってきたけど。競技化したらどうなんだ。

 

 

 

▼「ゲーム・オブ・スローンズ」をシーズン6まで観終わった。面白かった~。特にシーズン6の9話の戦闘場面。今まで観た映画の中でも、もっとも素晴らしい出来です。メインキャストがバンバン死んでいくドラマなので緊張感がある。登場人物それぞれの生き方が面白い。殺伐とした騙し合いの世界なのだけれど、それでもどこかでは名君に仕えたい、立派な死に場所が欲しいと願っているような場面が見られる。ティリオンだとか、女王の側近の人(もう名前忘れた)とか、女騎士の人とか。いやあ、熱いドラマですねえ。面白くなってくるまで我慢がいりますが、歴史もの好きな人は是非是非。

 

今まで憎かったサーセイ・ラニスターですが、もはや憎しみを通り越してちょっと尊敬すらしてきましたよ。頭おかしいけどすごいおばちゃん。