玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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唐揚げ

▼平昌オリンピックの開会式を観る。どこの国の選手かわからないが、氷点下二度の気温の中、上半身裸で入場してきた選手がいた。バカはいいなあ、バカは。応援したい。

 

 

 

ビートたけしのスポーツ大賞を観る。番組の中で、ブラジルから帰国したてで、まだ貧しい頃のカズ(三浦和良選手)がラッシャー板前さんの家に居候していたという話をビートたけしがしていた。ラッシャーさんがそういう話をしているのをテレビなどで観たことがない。自慢しようと思えばいくらでもできたはずなのに。品がいい人である。

 

 

 

▼これおかしくない? みたいな顔がかわいい。

 

▼去年のバレンタイン、いつもお世話になっている会社で「部長なんだけども『俺はチョコより唐揚げがいいなあ。冷めててもいいから唐揚げが欲しいんだよな』って言ってた」という嘘を女子社員の前で吹聴して回った。当日、ワクワクしながら部長を見ていたが、誰も部長に唐揚げを上げていなかった。これはどうしたことなのだろう。なぜみんな唐揚げを上げないのだ。

 

1、やはり唐揚げは変なのではないかと常識が邪魔をした。

2、私のことをオオカミ少年だと思っている。

 

やはり2ではないのか。私のことをオオカミ少年というか、オオカミジジイだと思っていないか。オオカミ少年ならまだかわいいが、オオカミジジイだとただの怪物なので撃ち殺したほうがいいと思います。しかしねえ、今年も部長に唐揚げを上げるよう布教活動を行っているが、今一つ手ごたえを感じない。みんな「はいはい、わかりましたから」という感じ。

 

新しく入った女子社員の甘口ちゃんあたりなら、騙せそうな気がするけど。今年はなんとか一つ唐揚げを。人間、四十歳を超えると遊びが屈折してくる。