玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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許し

▼「地獄のハッピーセット」という言葉を思いついたが、どこで使ってよいかわからない。いい言葉だなあ。出番を待っている。

 

 

 

▼頂いた名刺に情報セキュリティ統括管理者というものがあった。その方は、社名も実名も公表してツイッターをやっている。会社に損害を与えかねない。情報セキュリティ統括管理者なのに迂闊。セキュリティが承認欲求に負けている。ただ、私も人のことは言えない。このブログは匿名でやっているが、何人かは私の個人情報を知っている人もいる。始末しなければならない。

 

不穏な終わり方。

 

 

 

▼友人夫婦の家にお邪魔。友人夫婦の子ター坊(中学一年)と話す。

 

インフルエンザが流行っているので白いマスクをしていた。その昔、小学校低学年だったター坊はマスクにマジックで「ネコ」と書いたものを着けて外出していた。そのことをからかったら、真顔で「今だって全然やってるし」と言って、マジックでマスクに「猫」と書いて着けた。カタカナが漢字になっていた。バカの成長。

 

 

 

▼美しい話よりも、ひどい人間の話が好きだ。ひどい人間がしたことを許す自分がいて、その許しは純粋な許しではなく、「こんな人間を許すのだから、自分だって許してほしい」という交換条件のような許しなのだ。それに気づいて以来、生きるのがますますつらくなった。などと悩んでいたのは中学時代の話である。

 

大学を出るくらいには、この脆弱さから開放されるだろうと思っていたら、まだこういった弱さを引きずったまま生きている。三つ子の魂百までというが、人の性質というのはなかなか変わらない。昔と違うのは「まあ、いいか」と投げやる速度が格段に上がったこと。うじうじと落ち込んでいたのが、高速で落ち込んで立ち直る機能を手にした。歳をとって小狡くなったのだ。

 

今日は霧が立ち込めていた。天気の悪い日には学生時代の気分を思い出す。

 

 

 

▼地獄のハッピーセットを使い損ねた。なーんか、うまくひねったら使える展開にもっていけそうだったけど。ねえ。

 

 

 

▼映画の感想「サンセット大通り」「グーニーズ」を書きました。過去の栄光にすがる狂女。懐かしき80年代。の二本。