玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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わりとどうでもいい謎

▼ものすごく長い愚痴を書いたが、読み返してみて「ちょっと‥‥」と思い消した。面白くない愚痴はたしかに罪だが、読み返さないという技術も必要。読み返したら負けだ。そもそも面白くないんだから、そこに気づく前にアップロードするしかない。脳直で勢いのままに書いてアップロードし、その後は記憶を失って意識不明。これが理想。

 

 

 

▼知人から家を買ったという話を聞いた後に、悩んだ末に電動シェーバー(もう10年ぐらい使っている)の替え刃を買った話をした。すごい顔された。いやね、電動シェーバー自体が五千円ぐらいなんですよ。で、替え刃がなかなか売ってなくて三千円以上すんの。もう新しいシェーバー買った方がよくない? とも思うんだけど、壊れてもいないのにシェーバーを買い替えるのは信念に反する。本当に小さなことで悩む人生である。

 

しかし、三千円の替え刃で悩んでいるわけだから、私が車や家を買ったらどうなるんだろ。死ぬんじゃないかな。怖い。そんなことにならないよう震えて眠る。

 

 

 

▼仕事を請けている会社へ。夏休みを消化してない人がいるので、まだ夏休み予定表が掲示してある。もう冬だぞ。夏休みは5日間あり、まとめて取る人が多い。だが、Sさんという人の予定を見ると1日ずつ刻んで取っているのだ。みんなが休みを取って人手不足が発生しそうなときは出勤し、人が余っているときに休んでいるように見える。こういう人がいると会社は助かるのだろう。でも家族は怒らないのかな。旅行にも行けないだろうし。

 

先週、この予定表を眺めていたらSさんが次に休みそうな日がわかった。「15日にSさん休みそうだなあ」と言っていたら、やはり休んだという。周りからなんで当たったのかと言われたけど、意外とみんな、会社に貢献している人に気づかないものなのかな。Sさんと雑談したとき、休みの取り方について褒めた。Sさんからは予想したのと違う答えが返ってきた。

 

「そんな褒められるようなことじゃなくて、まとめて休むと嫁の実家に行かないといけなくて、それが嫌で刻んで取っているだけ」

 

べつにいい話ではなかった。だが実際、業務の人手が足りないところで休んでいるようにも見え、照れ隠しで言っているのかもしれない。本当に奥さんの実家が嫌で嫌で仕方ないのかもしれない。実際のところはわからない。世の中にはどうでもいい謎がある。

 

 

 

amazonで購入したとき、操作を間違えてamazonプライムに入ってしまった。せっかくなので「ドキュメンタル シーズン1」と「戦闘車」を観た。いろいろあるなあ。アメリカのドラマとか観だしたら、時間がいくらあっても足りんような。何かお薦めのありましたら教えて下さい。

 

 

 

▼映画の感想「ヒストリー・オブ・バイオレンス」を書きました。あの映画よかったね、と言い合うのも楽しいですが、なんだあれは? と言うのもまた楽しいもの。なんだあれは系映画である。正解が知りたい。