玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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料理番組

▼Dlifeというチャンネルをよく観ている。料理番組が多いのだ。バターをふんだんに投入し、珍しい調味料を使い、オーブンに入りきらないぐらいの大きさの肉を焼く「マーサの楽しい料理教室」。タワーマンションにキッチンがあるのか、おしゃれな雰囲気で料理を作る「ナイジェラのクッキングLife」。庶民置いてけぼりで金に糸目をつけないスタイルが清々しくていい。

 

その二つに対して「ジェイミー・オリヴァーの30MM~ぼくのクッキングスタイル」は普段着の良さがある。使い込まれた鍋や皿。材料の値段も抑えてある。味見は豪快で、料理に指を突っ込んで舐めてみる。30分で5品も作るからとにかくスピードが速い。ジェイミーが言い放った言葉がすてきだった。

 

「美味しい料理に愛情は必要ない。必要なのは正しい調理法と手順だ」

 

キャー、かっこいい! 本当にそう。でも、私生活で何かありましたかと思う。ジェイミーを見守っていきたい。

 

 

 

▼打ち合わせで会った営業の人が悪そうな人だった。なぜ悪そうな男は魅力的なのか。悪そうな男は魅力的でも、悪そうな女というのはそれほど聞かない。不思議。悪女という言葉はあるけれど。

 

悪そうな男というのは未知の世界を教えてくれそうだからだろうか。あと、腕っぷしが強くて頼りになりそうな気もする。だがいいことばかりではないのかな。たまにネットで見かけるのは、店員に横柄な態度をとる男についての文句だけど、これも男性より女性のほうが気になっているような。女性がこれを嫌がるのは、男性と暮らしたときに、その横柄さが自分へ向かうことの無意識の警戒なのかもしれない。

 

私もここらで路線変更して悪そうな男を目指したい。エコバッグを持って買い物に行かない。アンパンマンのことをアンパンメンと言う。できることからやっていく。

 

 

 

▼映画の感想「スポットライト 世紀のスクープ」を書きました。カトリック神父による児童への性的虐待事件を追及した映画。地味ながら見応えのある作品。