玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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愚行権

▼今年も24時間テレビでマラソンをしていた。あれを観ていて奇妙なのは、たくさんの芸人が出ているにもかかわらず「本当は走る意味など何もない」というのを誰も指摘したり、茶化したりしないことかも。「本当は走る意味なんてまったくないんですよねえ。ほんとバカみたいですよねえ。さて、今年のランナーは‥‥」って、やってくれれば「結局、走んのかーい」って周りも言えるのに。何か不自由な気がするのだ。

 

走る必然性などどこにもないのだから、徳光和夫谷村新司あたりを磔にして、ランナーが時間内に戻ってこないと殺す方式にするか、たとえランナーが戻ってきたとしてもランナーは処刑されるという走れメロス方式にすれば視聴者は感動すると思います。徳光のためにそこまでして! ってなる。なるのか?

 

昼ぐらいにやっていた貴乃花親方の長男で靴職人の花田優一さんの話が面白かったです。今回はタップダンサーの靴を作るという。留学中は師匠に質問してはいけないと思い、ずっと見て技術を盗んでいたという話や、貴乃花親方から「職人はテレビに出るな」と言われている話など。

 

人に聞くことを禁じていた優一さんが、タップシューズを作っている職人に教えてもらいに行ったというのは、いい話に思えた。人に聞かないというのはあくまで自分が決めたルールで、本当に履く人のことを考えるなら、最高のタップシューズを作るべきなのだから、やはり教えてもらうべきだと思う。そこの殻を破れたというのは、いいことに思えたのだ。ただ、最初から何もかも聞くと頭に入ってこないのだろう。自分でやってみて失敗して、どうしてもわからないことを聞くと入りやすいのかな。

 

 

 

▼104歳の女性、長寿の秘訣はドクターペッパー「忠告した医師はみんな先に亡くなった」HUFFINGTONPOST

1日3本、炭酸飲料「ドクターペッパー」を飲み続けているという元気なおばあちゃんの話。

 

長生きする人というのはどんなことをやっていても長生きするのかもしれない。健康や美容のために、あれも駄目、これも駄目と言われるとかえってそれがストレスになるというのも考えられる。節制して受けるストレスと、やりたい放題不健康なことをやるというのはどちらが健康にいいのかな。煙草を吸う人でも100歳超えて吸っている人もいるわけだし。

 

「忠告した医師はみんな先に亡くなった」というのが最高。いろんなやり方あるから、あんまりキリキリしないで好きにやるのがいいのかもなあ。こうしてまた、ポテチの袋食いを正当化する言い訳ができたのです。