玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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倉廩

▼CREATIVERSE

今日も今日とて穴掘りゲーム「クリエイティブバース」である。最近ずっとこのゲームのことしか書いてないような。古代中国、斉の国の宰相管仲の言葉に「倉廩(そうりん)満ちて礼節を知り、衣食足りて栄辱を知る」という言葉がある。日本では「衣食足りて礼節を知る」と短くなっていますが。わたしも倉廩を満たすために蜂蜜の生産を始めた。

 

 

蜂蜜は建材の材料になるmelted waxを作るのに必要になる。で、たまに木から採れる蜂密の中にQUEEN BEEがあるので、それを葉っぱの上に置きます。ゲーム内時間で3、4日たつと下のように蜂蜜が採れる。ほくほく。

 

QUEEN BEEを1つ置くと5つの蜂蜜が採れる。山田養蜂場という施設を作り大量生産を始めた。

 

 

初めて建物をちゃんと作ってみましたが、木目の向きが揃ってないとか、いろいろ気になるものですね。人が作った家に入っても、まったく気にしてなかったけど。あそこも直したい、ここも直したいで、かなり時間が掛かってしまった。屋根裏もあるのです。

 

 

蜂蜜は大量生産できるようになったが、しかしですね、大量に生産できたらできたで特にやることもないような。何かの施設や道具が必要で、そのために資源が必要なら作る理由もあるけれど、実は資源は余っている。収納場所がないから倉庫を作った方がいいかもしれないけど、そもそも作った資源を使う当てがないのだった。むー。

 

豊かになったらなったで退屈‥‥。家もなく夜を超すのが恐ろしかったあの頃。暗闇で脅え、敵に追いかけられて逃げたら、穴に落っこちて死亡。あの頃のほうが楽しかったりして。生きている実感があった。それが今はどうでしょうか。前回書いたように、わざわざ展望台を作り、そこから飛び降りて死なずに着地できるかという狂気の遊びを繰り返す日々。現代人は病んでいる。

 

これは現実世界でも同じだろうか。お金持ちになる前のほうが人生楽しかったとか。ビル・ゲイツとかどうなんだろ。べつにお金だけが目的じゃないだろうから、他に楽しみもあると思います。二行で解決した。

 

しかし、倉廩満ちて退屈を知った。

 

 

実家から山田養蜂場まで、水エレベーターで繋ぐ。下にはトランポリン(紫と緑のブロック)のような床を敷いたので、飛び降りて帰ることもできる。どんどん悪趣味な屋敷になっていく。

 

 

 

▼映画の感想「ギヴァー 記憶を注ぐ者」を書きました。管理社会のディストピアもの。恋愛も禁止。あれ、べつに今と変わらない。