玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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対立

▼今年はいつまでも寒い。母が花見に行ってきた。デジカメで撮影した画像を印刷しろとメモリーカードを渡される。

 

 

我が母ながら、あふれ出る才能に驚く。これは自撮りをしたわけではない。デジカメの裏と表がわからずに撮影した一枚である。いくらなんでも気づきませんか。べつにボケているわけではない。あれ、ひょっとしてボケ始めているのだろうか。わたしをビビらせようとしているのではないか。最初の一枚こそこんなだったが、あとはまあ斜めになったり、手の影がレンズに写り込んだりしているもののなんとか撮れていた。

 

まさに写真を撮らないために生まれてきた人。わたしも写真が下手だがここまでの域に達していない。そんなこんなで四月が来た。

 

 

 

▼以前に買った保存食の期限が切れているので最近は保存食ばかり食べている。何事もなく時間が流れ、こうやって保存食が普通に食べられるのはありがたいこと。そうするともっと美味しい保存食を買っておけばよかったと後悔する。おからクッキー地獄に陥っている。美味しくない。

 

 

 

▼仕事。営業には営業の、技術には技術の言語がある。技術が誠実に答えようとすればするほど、わけのわからない言い回しになってしまい、それが営業との軋轢を生んでいるように思う。それとは別に技術は、営業の人間にはわかってもらわなくてもかまわないという高飛車さを感じることもある。

 

外国人とのコミュニケーションは身振り手振りでなんとか意思を伝えようとするわけで、なぜ同じことができないのだろうと思うけど、意思が通じてしまうと膨大な仕事が降ってくるからかもしれない。だから伝わらなくてもいい。売り上げが立たないと技術は営業に不信を持つ。どうせ苦労して作っても売り上げに繋がらないんじゃないかと思ってしまう。かといって自分が素晴らしい企画を出したり、営業に回ることもできないのだけど。

 

とすると、結局は営業を信じて頼まれたものを作るしかないということになる。そこの割り切りができてないのだろうか。この部分はいつになっても解決しない。敵を見誤るということは、他のことでもあった。父が病気になったときもそうだが、医者に対して不信感を持ってしまった。敵というのは病気であって、医者と家族は連帯して病気にあたるべきなのに病院を敵視してしまうことがある。

 

営業と技術の溝みたいなものを埋められたらなあと思うものの、なかなか難しい。それぞれ優秀な人間が集まっているはずなのだけど、なぜかこういった問題になると「どっちが上だ」みたいな中学生のオラオラぶりを感じる。あれ、ひょっとして全員中学生なのかな。あれは会社じゃなくて学校なのでは。

 

 

 

▼GOD EATER BURST(バンダイナムコ、PSP)

 

買ってから7年間ほっておいたゴッドイーターバーストをプレイ。いつの間にかバンダイはナムコとくっついていたのだな。バンダイというと、良質な素材(ドラゴンボール、キャプテン翼など)をクソゲーに変えてしまうクソゲー製造工場のようなイメージがあった。それはわたしが小学校の頃のイメージですけども。ナムコの血が入ったからかちゃんと面白いゲームになっているので驚いた。人は変わるのです。

 

ゴッドイーターバーストはモンスターハンターそっくりなゲームで、モンスターを狩って素材を採って武器を作っての繰り返しかな。一応ストーリーはあります。モンハンとの違いは、一緒に狩りをしてくれるNPCが揃っているので一人でできることでしょうか。友達がいない人のモンハンである。まさにわたし向けではないか。

 

ゲームのいいところは必ず課題が解決できるように作ってあるところである。営業と技術がケンカしたりしないのもいい。

 

 

ワインのように寝かせたら価値が上がるかと思ったら、中古は1円で売っていた。やっす。

 

 

 

▼映画の感想「アメリカン・ドリーマー 理想の代償」を書きました。オイル業界の経営者のお話。見ごたえのある作品でした。経営者は本当に大変ですよねえ。