玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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時間による好みの変化

▼ついに途切れるかと思った日記だが途切れなかった。U氏から仕事の連絡待ちの間、日記を書く。

 

 

 

▼仕事を請けている会社で変わった関係の人たちがいる。AさんはBさんに敬語を使い、BさんはCさんに敬語を使い、CさんはAさんに敬語を使う。ジャンケンの三すくみのような関係。年齢による序列、会社に入社した順(歳は下でも先輩)、今の会社での役職などが絡みっているらしい。混乱しないのかな。わたしは面倒なので全員に対して敬語、さん付けで話している。

 

そうやって全員に敬語を使う人間が、もっとも人のことをなんとも思ってないと指摘される。そーかなー。そうかもしれない。もう学校出てから何十年もたつのに一つ上も下もないような気がするけど。逆に100歳ぐらいになったらこだわってもいい。

 

「おまえ、98だろ? 俺が中三のとき中一だよなあ!」

 

そのために生きねば。

 

 

 

▼10年ぶりぐらいに好物のチンジャオロースを食べた。子供の頃、チンジャオロースの日は嬉しさのあまり喜びの舞いを舞った。記憶ではもうちょっと美味しかったはずだけど、食べてみたらそうでもなくて少し残念。味覚が変わってきているのか、舌が肥えてきているのか。

 

価値観も同じなのだろう。当時いいと思った本や映画をあらためて鑑賞してみるとなんてことないということがある。当時のわたしにとってはすばらしくて、その感覚はもちろん正しかった。でも今は違うだけという。またいつかすばらしくなる日が来るかもしれないし、もっと違うすばらしいものを見つけるのだろう。

 

人、仕事、趣味などもそうだし、作品に限らずすべてのことについていえる。自分の理解力が足りなくて、たくさんのすばらしいものを見逃してきただろうし、理解力が上がったおかげですばらしいものを発見できたかもしれない。理解力を上げるのに必要なのは質もそうだけど、とにかく圧倒的な量であり経験である。

 

U氏は風俗にはまり、いろんな店に通うのも、たくさんの人と会い豊かな感性を身につけるためと思えば腹も立たない。だから、彼が仕事をほっぽり出して風俗に行ったことも許せるのだ。アホか。許せるか。さっさと連絡してきなさいよ。おまえ、俺が中三のとき中一だろうが。

 

もう寝る。

 

 

 

▼映画の感想「ロボコップ(2014年)」書きました。CGが発達すると、内臓とかがリアルすぎるという問題も出てきますね。なんか怖い。