玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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レジ

▼まるで春のような陽気。コートではなくジャケットで十分な暖かさ。マフラーをしていったら汗ばむほどだった。

 

仕事が溜まっていた。一緒に仕事を請けているN氏から「急いで確認しろ!」とメールが来る。急な予定変更があったのかと慌ててリンクをクリックしたら、なぜかビッグダディのブログに繋がった。N氏、ヒマなのかな。すぐに「大至急、死んで」と返信。

 

暖かくなると、おかしい人が出る。

 

 

 

▼幸福の科学、大川隆法さんの顔芸。

ちょっと笑ってしまった。トランプ大統領の守護霊を呼び出したらしい。でも、守護霊って本人を守る霊なんじゃないのかな。なぜトランプさんの顔になっているのか。完全に顔芸である。クオリティは高い。幸福の科学では、守護霊は本人を呼び出すことなのかな。よくわからんけど。

 

動画を観たら英語で会話をしている。ところがプーチン大統領や金正恩の守護霊を呼び出した動画を観たら、なぜか日本語なのだ。ロシア語とハングル語はしゃべれないのかな。信者の人、そこんとこは気にならないのか。以前、漫画家の水木しげるさんの守護霊を呼び出したときは、両手を前に下げて「水木しげるです」といっていた。

 

 

それ妖怪じゃなくて幽霊だろ、と椅子からずり落ちそうになった。ちなみに水木しげるは戦争で左腕を失っている。まったく表情を変えずにこれを見られてこそ信者の資格がある。信者は常に信仰を試されている。

 

 

 

▼スーパーで買い物。レジの達人のおばちゃんがいる。商品のバーコードをスキャンする速さもすごいが、レジが混んでいないときは商品をカゴに移動するとき、袋を広げて中に商品を置いてくれる。こうするとこちらが袋詰めする必要がない。機転が利くんですよね。

 

レジが混んでいるにもかかわらず、わざわざ小さいお辞儀をする店員が多いのだけど、おばちゃんはしない。客を待たせないことがサービスだから、混んでいるときはお辞儀を省略したほうがいいのはちょっと考えればわかる。ただ、他の店員は省略すると上から怒られると思っているのかもしれない。店側で混んでいるときは省略可と決めればいいのだけど。とにかく機転の利くおばちゃんに感心する。こういう人が頭の良い人なのだろう。

 

以前の会社の上司は「人と同じことをやるだけではなく、そこに何か一つ工夫を加えろ」といってくれた。その何か一つが積もると大きな差になるのだろう。どこにでも達人はいる。おばちゃんに弟子入りしたい。