玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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解決

▼仕事で厄介な問題に突き当たっていたら、思いもよらぬ解決法を教えてもらって驚いた。問題に対するアプローチの仕方そのものがまったく違うのだ。頭の良さの差というか、わたしのポンコツぶりは際立ってましたねえ。

 

どう説明したらいいんだろ。たとえば1から1000まで足すといくら? という問題があったとします。いくつかの方法で答えにたどりつくことができる。まず思いつくのは1から1000まで単純に足していくことだと思う。で、二つ目の方法は答えをあらかじめ知っており、知識から500500という答えを出す。検索などもこれに含めていいかも。ちょっとずるい感じですが。

 

で、三つ目なのですが、1+1000を足すと1001、2+999で1001、3+998で1001というルールを発見する。1から1000までを足すということは、つまり1001という組み合わせが500個あるのと同じ意味なんですね。1001×500とやれば一回の計算で答えにたどり着く。こういった考え方を教えてもらった。

 

べつに算数のクイズを解決してもらったわけではないのだけど、これぐらいまったく別のアプローチからの解決法だった。こういう方法を思いつく人間はやっぱり限られている。わたしの頭だとこうした方法から学んで応用していくぐらいしかないように思う。1から1000を足すという方法は、これが1から50でも、1から10000でも応用できるわけだから。

 

知識で解くやり方と、頭の良い人が解いたやり方、両方を援用して問題にあたっていく、そうしないといけないのだろうなあ。あと四つ目の解き方として、頭の良い人にお金を渡して解いてもらうというのもある。それだって一つの方法に違いない。自分が取れる方法が何種類あるか、それを考えてみるのも頭が悪いなりにできる最善の方法かもしれない。残念な頭はもはやどうしようもない。神様、来世は美人の天文学者でお願いします。

 

 

 

▼雪崩にあったら泳げというけれど‥‥。たしかに雪は泳げるのかもしれない。今日も寒かった。