玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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能力

▼今頃、ファイナルファンタジー13をやる。Steamで購入したものの、ずっとほったらかしていた。積みゲーというのでしょうか、買ったままでほとんど手つかずのゲームがけっこうあるなあ。小学校のときのわたしが知ったら怒り狂うのではないか。子供の頃はゲームを買ってもらった翌日は、学校をずる休みしてゲームに没頭したものだった。それなのにねえ。なんたる不甲斐なさ。ようやっと正常になったともいえる。

 

ちなみに親も、ただわたしのずる休みを許していたのではなく、きちんと熱は測らされた。わたしには体温を37度5分ぐらいまで上げられるという微妙な特技がある。特にコツなどはなく、体温計を脇に挟んで必死で上がれ上がれと念ずる(息を止めるかんじ)とだいたい37度5分までいく。小学校低学年の頃はこの技によって風邪を引いたフリをして休んでいた。

 

神は人にいろいろな才能を与える。一を聞いて十を知るような頭脳、卓越した運動能力、息を呑むような美貌、そして微妙に体温を上げる能力。神様、最後のやつだけ能力低すぎませんか。いらないと思う。わたしも他のやつがよかった。神のポンコツぶりったらないよ。で、この体温を微妙に上げる能力も小学校高学年になると使わなくなる。授業で摩擦を学習し、それを応用すればいいことに気づいた。

 

体温計の先端を人差し指で押さえつけ、カーペットにすばやく擦りつけることで自由に好きな温度を作り出せるようになった。やはり勉強はとても大事だと、子供心に強く思ったのだ。もっとも学校が特に嫌いだったわけではないので普段はきちんと登校し、必要なときだけ休んでいた。必要て。ゲーム買ってもらったときだけだろ。

 

ロクな子供ではない。そりゃ神様もこんなやつにはたいした能力を上げるわけがない。悪用する。

 

 

そんなこんなでFF13をプレイ。ビジュアル、音楽、メニュー画面などはよいのだけどシナリオが今一つ二つ。キャラの感情が極端で不自然なのかな。マップを自由に探索できず、ほぼ直線というのもつらい。戦闘はボタンを適当に押しているだけで終わってしまう。わざわざ苦労したくてゲームをやっているのに、簡単親切単純というのもそれはそれでつらいもの。もうやらないかもしれない。

 

神で思い出したが、こういうすてきなグッズがあったのを思い出した。

モーセの奇跡ポーチ」というんですね。「エジプト軍が来るぞ~」って海を割ったり閉じたりして遊べます。楽しげ。

 

 

 

▼私信

拍手欄で教えていただいた「THE GALLOPING GOURMET 世界の料理ショー」観ました。ありがとうございます。吹き替えが絶妙で、グラハム・カーの調子のよさが聞いていて心地いいですねえ。なにか落語を思わせるような。料理の前の枕の部分が毎回楽しみで、ちょっとはまってしまいそうです。