玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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一期一会

▼「一期一会」という言葉がある。この出会いがもう二度とないものと思い心を尽くす。茶道の心得からきた言葉ですね。

 

叔母は「もうあまり長くない」と医者からいわれている。叔母の見舞いに行って、叔母の背中を撫でているとき「今日会うのが最後かもなあ」と思い、涙がこみ上げてきた。頭では一期一会の意味を知っていたが、はじめて感情をともなって意味がわかった。そのとき、ブホッという音がした。叔母がおならをした。何を食べているのかわからないが殺人的に臭かった。

 

いたわりの心と殺意は同居する。叔母には教えてもらうことが多い。

 

 

 

ゆるキャラの動画を教えてもらう。ジョン・オリバーのコメディですね。

メロン熊は夕張のナマハゲみたい。面白いなあ。

 

 

 

▼作業をしながら「M-1グランプリ2016」を観る。飛ばし飛ばししか観られなかったがアキナが面白かった。和牛も惜しいところまで行きましたねえ。今年は博多大吉さんが審査員をしていた。ここ何年、本当によく見かけるようになった。あまりガツガツと前に出るわけでもなく、横できっちり的確なことをいう。見ていて不快になるなんてことはないし、居るとみょうに安心するタイプというか。

 

コンビではTHE MANZAIで優勝、個人でもIPPONグランプリで優勝しているし、才能に溢れているのは当然ですがどこか芸人のようには見えない。相談に乗ってくれるちょっといい家具屋の店員とか、テナントを案内してくれる不動産屋の人みたいに見える。ああいう物腰柔らかな人が売れているというのはなんだか嬉しい。いろんな人がいるということが大事なのだろう。M-1と関係ないことを書いてしまった。