見舞い - 玉川上水日記

突っ込む所沢山あるけど、全部左下に持ってかれた pic.twitter.com/JnbDvTeQkq
— しゅう汰 (@syu_ta209) 2016年11月29日

▼本当に別人という。これは広告になっているのか。なってない。

全然関係ない話だが、コマーシャルを見ていると「この宣伝を見た後３０分だけ半額。オペレーターの数を増やして対応しております」というのがある。あれが気になる。オペレーターの応援要員の人は３０分経ったら家に帰されてしまうのか。世知辛い。それとも盛り上がっている雰囲気を出すためにそういっているだけで、本当はオペレーターを増やしてないのか。謎は深まるばかり。わりとどうでもいい謎。

▼叔母のお見舞いに行く。病状はあまり良くないし、年齢も高いのでもうすぐという感じである。まだ意識ははっきりしていたがこの先どうなるか。コーヒーが飲みたいというから渡した。渡してから食事制限があったことを思い出す。

「飲んでいいの？」と訊けば「医者から駄目といわれてないから大丈夫」と答える。そりゃ、叔母ちゃんは医者に訊かないから駄目とはいわれないのである。もうここまでくれば好きにしてください。

思えば叔母には小さい頃からだいぶかわいがってもらった。お小遣いもよくもらった。何も返せずに逝ってしまうのだろう。親もそうだけど、基本的に年上の人間にはどうやったってお返しなどできない。だから周りや下に少しでもということなのかな。周りや下にもまったく返していない。周りや下からももらっている。もらってばかりの人生だ。

▼世界から戦争がなくならない理由（池上彰）

あまりに真っすぐなタイトルで、そのわかりやすさが池上さんらしいですね。内容も難しい言葉は避けてわかりやすく説明してくれてますが、近現代史の知識があったほうが理解しやすいとは思います。世界中でさまざまな戦争が起きてますが、当たり前だけどそれぞれ理由は違う。

仕事でミスをしたとき、対策をして上司に報告すると「どんなに対策をしてもミスは起きるだろう」といわれた。穴を塞いでも塞いでも、それでも何かしらミスは起きる。だからといって穴を塞ぐことをやめるわけにはいかない。この本も、歴史から学ぶ必要性を強く訴えているがそれでもやはり間違いは起きるといっている。でも、学び続けるしかない。少しでもマシになればよいのだけど。

ドイツが再び過ちを繰り返さないために間接選挙にしたという話は面白かった。戦後、あらたに作られたドイツの憲法（ドイツ基本法）には国民投票の規定がない。国民に熱狂が広がったときナチスのような政党に投票しないため、選挙で選ばれた国会議員に任せる間接民主制のほうがいいという判断があったためです。今回のアメリカ大統領選挙をみると、いろいろと思わされますね。

国際連合の拒否権なども興味深い。安全保障理事会の常任理事国には拒否権が認められ、そのために国連の紛争調停がなかなかうまく機能せず、大国の意思に振りまわされる印象があった。拒否権については悪いイメージしかなかった。だが、国際連合の前身である国際連盟には加盟国に平等な議決権が与えられていた。

普通に考えればこちらのほうがいいはずなのだけど、日・独・伊は国際連盟を脱退し戦争につき進んでしまった。その失敗を繰り返さないため、不完全な形ではあるものの、脱退をせずに話し合いのテーブルに居続けるための拒否権という考え方なんですね。もちろん拒否権には拒否権の弊害があるので、これがベストではない。それでも現状こうするしかないということなのかな。

いろいろ興味深い話が多くあまり引用ばかりもなんですが、第三次世界大戦が起きる直前だったというのは面白くもあるが恐ろしい。キューバ危機によりアメリカは海上封鎖を実施し、警告のために海の中に爆雷を投下した。そのときキューバ沖に展開していたソ連の潜水艦は爆雷の爆発音聞いて「核戦争が始まった」と勘違いする。あらかじめ「核戦争が起きたらアメリカに核ミサイルを発射しろ」と命令を受けていた潜水艦の幹部たちは、艦内で激しく対立する。最終的には参謀の「早まるな」という強い反対により核ミサイルは発射されなかった。

他にも、従軍慰安婦問題や、なぜ韓国と中国は反日なのかということにも触れています。

▼Magic Duels再び

あまりに時間をとられるのでやめたMagic Duelsですが、覗いてみたら新カードが実装されていた。新シーズン到来である。やらねば！

病気だ。