玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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ナース

▼何年かぶりに風邪をひいてしまった。今年の風邪はのどにくるようです。

 

「バカは風邪ひかない」という言葉がある。バカというのは能天気だから、くよくよ悩むこともなく免疫力が高いという解釈もできそうである。なのに風邪をひいてしまった。バカである意味がない。今までなんのためにバカだったのか。無駄にバカではないか。無駄バカ‥‥。

 

傷ついている。

 

 

 

▼女子大生バイトのアタシちゃんからハロウィンの仮装写真を見せてもらう。大学の友人たちとナースのコスプレをしたという。ハロウィンて、詳しいことはわからないがオバケの仮装をするのではないか。ナースて。どゆこと。みんなミニスカートのかわいらしいナースに扮するなか、一人だけ長ズボンで体温計と回覧板のようなものを持ち、キリッとした眼鏡をかけているナースがいる。かわいさなど追求しないリアル志向のやつが混ざっている。友達になれそう。

 

ハロウィンの意味を考えず、ただの仮装大会になっているという批判もあるが、それはそれでいいような気もする。やっている人たちは楽しいのだろうし。ハロウィンのウィキペディアを見ると「秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的行事」という起源があるらしい。日本人は悪霊を信じていないわけで、信じていないからこそ悪霊を無視したナースのコスプレにたどり着ける。

 

ただ、現代人が本当に悪霊を信じて宗教的行事を行おうとすれば、それもまた嘘っぽい。もはや神も悪魔も信じてないわけだし。突きつめて考えれば、神事などを現代人が行うことは自分の心に嘘をついていることになりはしないか。信仰うんぬんではなく文化として定着しているから行ってよいとも考えられるが、それでも嘘は嘘である。

 

伝統を無視して独自のハロウィンを作り上げても、伝統を重視してハロウィンを行っても、もはや霊的なものへの信仰が欠如しているのだから意味はないような気がする。だとすればナースになろうが、ガンダムになろうが、自由ではないか。でも、こう、なんだろうね、モヤモヤ感がある。諸手をあげて賛成とはいえない何かが。

 

あれかなあ「トリック オア トリート」かなあ。お菓子をくれないといたずらするぞという、あれが気に入らないのかなあ。脅迫のようで、人の在り方として卑怯ではないか。お菓子が欲しいなら「お菓子をください」といえばいい。いたずらしたければ「いたずらするぞ」といえばいいだけなのに。条件をつけてくるのが納得がいかないのか。おまえが上から選択肢を提示してくるのはなぜだという。

 

うーん、ここまで一息に書いて読み返したが、ちょっとアレな人の日記ですよ。怖い怖い怖い。そんなわたしは今年、ナースではなく患者のコスプレをしました。血尿を出して尿路結石でのたうち回るという、救急車で搬送されるというわりとリアルなやつ。あ、これはコスプレではないのか。現実だった。お大事に。

 

 

 

▼ドラゴンズドグマオンライン

背中から漂う哀愁。寒々しいですね。家でもついにストーブやホットカーペットが登場しました。ホットカーペットには魔力が備わっており、何時間でも寝られるから怖い。あの上で映画を観ると最後まで観続ける自信がない。

 

 

さて、今まで従者を従えてソロプレイに専念してきたものの、ついに他のユーザーとパーティーを組んでクリアしなければならないミッションが。レベル58のエクストリームミッション地獄のなんちゃらかんちゃらである。ううう。もはや他人とパーティーを組むことが、わたしにとってはエクストリームミッションである。苦痛。おまえ、オンラインゲームやめろよという話ですが。

 

このクエスト無視したら、強い武器は作れないのだろうか。むむむ。

 

 

ドラゴンズドグマは共に冒険をするポーンという従者(NPC)をパーティーに加えられる。今まではポーン頼みでプレイしてきた。このポーンも主人公同様に育てられるので頼もしい。職業は現在9種類あり、転職すれば新しい職業はレベル1になる。弱い。本当は転職しなくてもよいのだけど、転職するとステータスを上昇させやすくなったりメリットがある。ソロプレイヤーにはポーンの育成は欠かせないのです。

 

今はポーンを転職させていろいろ育てている。ただ、転職してレベル1のままいろんなところを引きずり回すとまあ死ぬ。敵がわらわら出てくると救助するのを忘れてしまうことがある。死んでも霊界のようなところ(上の画像)に迎えに行くと、再び仲間になってくれるのだった。ポーンさんの立場からすると逃げ場がない。悪い主人に見込まれたものよ。ポーンさん虐待の秋である。レベルは63になった。