玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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PPK

▼何か新しいレシピはないものかと調べていたら「揚げうどん」というものがあった。うどんをほぐし、薄力粉か片栗粉をつけてただ揚げるというもの。フライドポテトのようになるらしい。油で揚げたら、そりゃうまかろうよ。塩や粉チーズを振ったり、ケチャップにつけるのもいい。辛子明太子とマヨネーズをあえたソースも美味しいという。そりゃうまかろうよ。もう少し涼しくなってから作ってみたい。

 

 

▼会長の句会の手伝いに。ここ最近、お年寄りの話を聞くことが増えた。みなもう仕事は辞めてるし、先も長くないしで、怖いものがないから口が悪い。年寄りが丸くなるなんて、ありゃ嘘である。どんどん尖る。もう少しで通り魔になる。本当なんです。

 

お年寄りの希望というのは「PPK」らしい。PPKというのはヒトラーも愛用していた拳銃ワルサ―PPKのことではなく「ピンピンコロリ」のこと。寝たきりなどにならず、元気なままあっさり逝きたい。なるほど。PPKはたしかに理想的。横文字にするとPKO(国連平和維持活動)の一種みたい。たしかにPPKで逝けば世界も平和であるよ。

 

お年寄りが利用するデイケアサービスというものがあって、週に何回か施設で運動をしたり、歌を歌ったり、さまざまなことをするという。でも句会のメンバーの話を聞くと評判が悪い。あんなアホらしいことやってられるかというのが多い。祖父も折り紙で兜を折ったそうだけど、一回行っただけで以降は行かなくなった。簡単すぎたのかな。認知症になったならともかく、ちょっと前まで会社でバリバリやってた人が、折り紙折ったり、合唱したり、簡単な計算問題とか、やってられないのだろうなあ。かといって、できる人に合わせてしまうとという問題もあるのでしょうけど。

 

どうもみんな、何かをしてもらうというよりも、してあげたいという欲求のほうが強いように見える。まだできるわけだし。いっそこういう人たちの意見を聞いて、会社のようなものを立ち上げるとか、技術を伝えていくとか、授業をしてもらうとか、そういった方向に老人の力を使ったほうがいいように感じた。なにせ尖ってる人が多いんだから。まだ全然逝きそうもない。PPKとか口にしている人ほど逝きそうもない。とめてないのに。どうぞどうぞの精神である。

 

 

▼Magic Duels

今日も今日とてオンラインカードゲーム、マジック・デュエルズである。

 

 

まったく垢抜けないものの、えらく強いカードを引いた。「怒りの座、オムナス」。土地を出すと自分と同じ強さの分身を作るという迷惑クリーチャーである。わたしも対戦相手に迷惑を掛けたい!ということで使い始めたが、まあ手札で腐りますね。場に出すのに7マナというコストがかかるので、速攻環境だと使わないうちに投了しているのだった。ランキングも28まで行ってましたが、このカードを入れてからあっという間に10以上落ちました。ヨヨヨ‥‥。デッキの組み方が悪いのかなあ。

 

このゲームのよいところは、強いカードを入れても必ずしも強くならないところでしょうか。60枚ぐらいのカードでデッキを組み、対戦して負けてデッキのチューニングをするのが楽しい。原因(はっきりわからないことも多い)とおぼしきものを推測してプチプチ修正していくところに楽しさを感じる。フヒヒヒヒ。なにやら書いていることが暗い。