玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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スーツ

▼ずいぶんと久しぶりにスーツを買った。ここ何年かで値段が上がったのかな。1着で5万円ぐらいかかってしまった。以前は2着で3万ちょっとじゃなかったっけ。まあ、もういい歳ですからね、30万ぐらいのスーツを買ってもいいのだろうけど。わたし、時給5億円だし。

いいかげん、いい歳してくだらないこと書くの虚しくなりませんか。なりません。

ということでねえ、スーツ屋が苦手なのが治らない。1対1の接客が窮屈なのかな。向いてないんだと思う。店の出口まで、何人かでお見送りしてくれるのも苦手だ。わたしに構わず、他の仕事をしてほしい。おまけと称して、ズボンやシャツをつけてくれるがそれも在庫整理にしか思えない。疑心暗鬼だ。だいたい、わたしなんてスーツを着るような立派な人間じゃないんですよ。打ち合わせのときだって、普段は貝殻か葉っぱしか身に着けない。完全に変質者だけど。貝殻と葉っぱの素材にこだわる変質者でありたい。違いのわかる変質者でありたい。

▼スポーツいろいろ。イチローが1試合で4安打。嬉しや。中日は、なぜか堂上直倫が活躍している。なぜかといっては失礼だけど。中日ファンとしては驚き。

相撲は白鵬夏場所全勝優勝。白鵬はたまに立ち合いで変化をする。相撲は、反則ではないが暗黙のルールがいろいろあって難しい。横綱は突っ張り、変化などをすることは好ましくないとされている。白鵬が変わった技を使うと、ちょっと横綱としてはどうか、などと言われてしまう。先場所か、先々場所、猫だましを使って勝ったときも批判されていた。

他のスポーツでは上の者が下の者から制約を受けることがあまりないように思う。ゴルフ、テニス、ボクシングなどを観ても対等な条件で戦っている。なぜ、相撲だけ上の者が制約を受けなければならないのか不思議だ。相撲道とか国技とか神事とか言われても、よくわからない。相撲道という言葉も曖昧なもので、明文化されておらず相撲を観る人の頭の中にしかない。柔道も国技だけど、特に制約はないように思うのだ。相撲はそういうものだ、と言われればそうなんでしょうけども。しかし、古いものをすべて正しいとすれば、何も変えられなくなってしまう。

白鵬はなぜ批判にさらされても変化などを使い続けるのか興味がある。一度、本人に聞いてみればいいと思うんですよね。相撲を競技として見ていて、競技ならば競技者の条件を対等にすべきだと考えているのかもしれない。勝つことにベストを尽くすのであれば、白鵬のやり方はちっともおかしくない。変化を使えば、相手は突っ込みにくくなり戦術に幅が出る。白鵬は何を思うのだろう。先日の稀勢の里日馬富士との二番はどちらも良かった。やはり正面から組み合った相撲は面白い。

相撲を観ていると、おまんじゅうを食べたくなる。力士の体がおまんじゅうをイメージさせるからだろうか。不思議なことに、おまんじゅうを食べているとき相撲がとりたくなることはない。なぜだ。和菓子屋の店先で相撲をとっている人を観たこともない。なぜだ。とっていたら狂人だと思います。いや、しかし、全然関係ないこと書くね。