玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

このブログの内容はすべてフィクションです

鼻の下にネギを貼れ

▼今年は花粉症が特にひどい。打ち合わせで決める事項が多く、マスクはしてられないし、かといって鼻は詰まるしで鬱陶しい。隣席のTさんから鼻詰まり解消の方法を聞いた。「長ネギを1センチぐらい切って、鼻の下に貼ると治りますよ。これ本当に効きます!」と力を込めて言う。

しかしですよ、打ち合わせでどんないい提案をしても、鼻の下に長ネギがある奴の話など聞く気になるだろうか。そもそも、いい提案をしないからな、わたしは。長ネギを貼ってあれば、なおさら話を聞いてもらえないだろう。

だが、人を見た目で判断してはいけない。たとえ、鼻の下に長ネギが貼ってあろうが、下半身に天狗のお面しかつけてなかろうが、提案そのものを吟味しなければならないはずだ。

ちょっと前にFPSのゲームをやった。撃ち合いのゲームというのはどうしても場が荒れる。展開が悪くなると、ひどい事を言う人もいる。チーム戦をやったときのこと。味方に丁寧に説明し、敵からどんなひどい暴言を吐かれても紳士的かつ柔らかく対応しているプレイヤーがいた。彼のキャラクター名は「妹の穴ぺろぺろ左衛門」だった。最低の名前からは考えられない温厚なプレイヤーだった。

しかし名前が名前だけに、やっぱり見た目で判断していってもいいんじゃないかと思います。あれはどう見ても変態だ。どんどん差別していこ。