玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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猫の日

▼2月22日は、ニャンニャンニャンで猫の日だった。22日というとどうしてもショートケーキの日を思い浮かべてしまう。なぜショートケーキの日が22日かといえば、カレンダーでは22日の上は常に15日(イチゴ)が乗っているからである。どうだと言いたい。わたしが考えたわけではないが、いつもこの話を書くと威張ってしまう。もう3回は書いただろう。これからも書く。そして威張る。

ショートケーキの日はさておき猫の日だった。NHKの朝のニュースでも、猫ブームがとりあげられていた。猫人気の高まりを感じる。「ほぼ日」でも猫の日にあわせて、いくつかのコンテンツが公開されていた。「岩合光昭の世界猫歩き」のプロデューサーへのインタビューは面白かった。猫は下方向から撮るといい顔が撮れるとか、猫歩きのプロデューサーは動物アレルギー、猫歩きは放送日程がきちんと決まってない(実に猫っぽい)など、すてきな話がたくさん。

思えば、わたしもいつの間にか猫が好きになっている。二十歳ぐらいまではまったくといっていいほど猫に興味がなかった。それなのにここ数年、猫好きがとまらない。退屈な会議のときなど「はー、帰って猫の動画でも観たい」と考えている。なぜこんなに猫に洗脳されてしまったのか。

これはやはり、子育ての代替としての猫なのかなあ。本能の抗いがたい欲求というか。本当にねえ、十代の頃は猫なんてどうでもよかったですからね。丸めて窓からぶん投げても平気だった。してないけど。

独身者が増えたことも猫ブームに関係しているように思える。



▼そんでまあ、まだゲームをやっている。Steamからではなくブラウザゲームをいくつか見ている。Steamを通してゲームを遊んだり、購入したりすると、フレンド登録をしている人にはその内容が筒抜けになってしまう。どのゲームを何時間遊んだか、どこまで進んだかもわかる。もちろん、設定によって隠すこともできるけど。いかにわたしがゲームばかりやっているか、ボーダーランズ2を30時間ぐらいやっているか、友人から指摘されるのが恥ずかしいのでやめた。見栄が人を成長させる。

そしてブラウザゲームをやり出した。結局やんのかい。こそこそやって逆に恥ずかしい気もする。久々にやってみると、けっこう予習がいるようで大変なのだった。ファイナルファンタジー14が「大縄跳び」(強い敵を倒すのに誰かがミスると全滅する)と揶揄されていたのは有名だけども、今やかなりのゲームでwikiを見て予習するのが当たり前になっている。チームワークのいる分担作業のよう。

FF14ではないが、実際にゲーム内チャットで怒られている人も見た。ミスした人は謝っていたが「謝ってすむ問題か」と言われていた。いや、すむ問題だろうよ。仕事じゃないんだから。あれ、ひょっとして仕事なのかな? もう大変である。仕事でも、そんなに怒られないと思うけど。

それと、チャットを見ていて思うのは、不完全な発言はすぐに指摘を受けることだった。短く書けばどうしても欠落した部分があり、完全なことを書くには長い行数がいるわけで、そのすべてを書くには場所も時間もない。不完全なものに対しての寛容さがどんどん減ってきているように感じる。それはゲームだけじゃなくツイッターやインスタグラムでもそうなんだけど。

この傾向は加速する一方で、治らないんだろう。権力者が言論を弾圧しているならば権力者を倒せば終わりだけど、庶民が庶民を厳しく監視しているわけだから、もうどうしようもない。どこかの地点で、揺り戻しとしての寛容さが訪れるのかしら。それを待っている。待ちながらボーダーランズ2をやっている。遊んでばっかだな、おまえ。
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