玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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お金って何?

▼サンタクロースは、他人の靴下にプレゼントを入れるとき激しい性的興奮を覚えるから、プレゼントのお礼を言う必要などまったくないんだ、あいつは善人のフリをした変態なのだ、という設定を考えたが使いどころがない。なぜこの設定を思いついたのか、自分でもよくわからない。こういう思いつきを書き留めておけば、いつか使える日がくるのだろうか。いったい、何に。 ▼友人夫婦の家にお邪魔。友人夫婦の子ター坊(小学6年)と話す。 唐突に「お金って何? なんでお金ってできたの?」と訊かれる。Aさんがお菓子を持っていて、Bさんが洋服を持っていて、二人が持ち物を交換したいと思っても、お互いに相手の持ち物が欲しいとは限らない。むしろ、欲しくないほうが多い。 ということは、お互いがお互いに欲しい物を持っていたときにしか物々交換ができないことになる。これは「欲望の二重の一致」と呼ばれ、通常はそんな偶然は起こらない。そこで貨幣の登場となる。貨幣という交換チケットに一旦かえることで、さまざまな物と交換が可能になる。 真面目に返答したところ、いたく感心された。たまにちゃんと答えておくと、次に嘘をつくときにだいぶ有利になる。今回は貯金ということである。貨幣の特性として「貯金」という面もある。信用を貯金した分で、次は奴がとんでもなく絶望し、以後大人をまったく信用しなくなるような嘘をつきたい。 父が「どんなにつまらないことでも全力を尽くせ」と言っていたが、こういうことだったのだろう。 ▼楽しみにしていたドラマ「ウォーキング・デッド」のシーズン6が始まったので観始めた。ケーブルテレビの見逃し配信機能で、一度に観られるから便利。 しかし、シーズン5からちょっと間が空いたのでストーリーがわからない。棒使いのモーガンて、ちょっと頭がおかしくなったんじゃなかったっけ? もうトラブルが解決したのかなあ。ものすごくいい人になっている。代わりに今は主人公のリックがちょっとおかしい。 このドラマの特性として、鍵になる人物の発言や行動がおかしくなり、やがて良心を取り戻すというパターンがある。プロレスラーがベビーフェイスとヒールの役を行ったり来たりするのにも似ている。そんなわけで、今ちょっとリックの頭がおかしめである。3話あたりで暴走するでしょう。 ウォーキング・デッドもシーズン6と、だいぶ長くなってきた。観ているほうも普通のゾンビには飽きているところもある。今回は、冒頭に500体ぐらいのゾンビが出ていましたね。メイクや人件費に大変な金額が掛かっているのではないか。なにか嫌な驚き方しかできなくなっている。もっと、こうドラマを観始めた頃のように「ひぃー! ゾンビこわー!」という純粋な驚き方をしたい。汚れなき、あの頃に戻りたい。

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