玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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花入れ

▼お世話になっている会社の部長から頂いた花入れがある。赤茶けた徳利を太らせたような丸々とした花入れ。ちょうど掌に乗る大きさで、大きすぎず小さすぎずちょうどよい。部長が自分で焼いたそうで、何年か前に頂いて自室の机に飾っていた。PCに向かっているときに、ピシッという音がしたので花入れを見ると、表面に大きなヒビが入っている。

部長の身に何かあったのだろうか。何か嫌な予感がして、仕事を頂いている会社へ向かう。部長の姿を探すと、まったく何事もなかったかのように大声でしゃべっている。なんならいつもより大きめにしゃべっている。うーん、そううまくはいかんかー。どうにかなっていないのかー。いやね、もう無事でなにより。つまらないなどとは思ってない。部長の幸せがわたしの幸せですから。

というようなことを隣席のTさんに話したら「A社(取引先)の営業の女の子が来ると、部長が張り切っちゃうからうるさくて。瀬戸物と一緒に割れればいい」などと暗い目で語っていた。この会社の闇を見た。

部長、あなたの部下がとんでもないことを言っていますよ。けしからん。ボーナス査定前、是非部長にTさんの言葉を伝えねば。使命感がとまらない。



▼ペットの犬に、別れた男の名前を付けたという話を聞いた。仕事でちょっと雑談した女性なので、あまり深いところは聞けなかったけど、どういう心境なのかなあ。

心おきなく呼び捨てにしたいとか、ちょっとからかいたいとかだろうか。本当に相手のことが嫌いなら、早く忘れるために名前を付けたりしないように思う。徹底的に嫌いではなく、でもちょっとからかってやりたくもあり、何かあればよりを戻したいという気持ちもあるのかしら。憎さ半分、淋しさ半分なのかな。

いつか理解できる日がくるのだろうか。試しに、ひびの入った花入れに部長の名前を付けて呼んでみる。

「ゆたか‥‥」

何やってるんだ感がすさまじい。「自責と後悔の念」という言葉あるが、あの意味がよくわかった。まさにこの状態。ペットに別れた男の名前を付ける心境は、あいかわらずわからない。



側溝に5時間寝そべりスカートの中のぞく・・(産経ウェスト)
ゴキブリやネズミもいただろうに。すごい情熱で感心したが、この人、2年前もやっていたんですね。前回逮捕時に「生まれ変わったら道になりたい」という名言を残している。偉いお坊さんとかが言ったなら、なんだか含蓄のある言葉に聞こえる。変態が言ったので含蓄はまったくないが。

いや、こんなニュースはどうでもよくてですね、ちょっと調べ物をしてたのだ。



住職、女装で下着泥棒 スカートにハイヒール…見つかり「俺、関係ねえ」(産経ニュース)
坊さんが女装で下着泥棒という、もういくつもいろいろ乗っちゃってよくわからないことになっているが、住職の動機の供述にしびれる。

「夜中に下着を干していると危ないと、被害者に教えるために盗んだ」

おまえが一番危ないわ。裁判でこんなの聞いたら笑ってしまう。もう調べ物などどうでもいい。
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