玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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クッキング対決!肉VS野菜

▼最近はアメリカのドラマ「ウォーキング・デッド」ばかり観ていたのですが、あれだね、さすがに飽きるね。ゾンビ大好きな人間でも、何十時間も観たら「ゾンビ、もういいです」となるのではないか。わたし、特にゾンビ好きというわけでもないし。

登場人物の関係を忘れそうなので、とりあえずシーズン3までは辛抱して観たい。常に自分に試練を課す男、それがわたしだ。どうでもいい試練を課し続けて38年。無駄に生きております。


▼キム・ジョンウン暗殺が描かれたコメディ映画「The Interview」に腹を立てたのか、北朝鮮からアメリカにサイバー攻撃があったというニュースを見る。しかし、コメディに腹を立てて本当に攻撃という、その図式がコメディっぽい。ほっとけば話題にもならないのに、逆に宣伝になってしまった。

「わっはっは、わたしもついにハリウッドデビューだよ。試写会に呼んでくれよ」とか「あんまり痛い殺し方はやめてよ」とか言えば、キム・ジョンウンの株も上がったのに。今回のことはキム・ジョンウンの指示ではなく、部下が暴走して勝手にやったのだろうか。だとしても、暴走を止められないのもまずい。どっちにしろ駄目なのだけど。


▼「クッキング対決!肉VS野菜」という番組がケーブルテレビでやっている。

もう完結はしているけど再放送でまたやっている。右の長髪の人がベジタリアンで、左の人が肉担当。タイトル通り、肉料理と野菜料理を毎回違うゲストに食べてもらい味を判定し、勝ち負けをつける。

この番組とても緩いんですね。二人とも真面目に作っているんだけど、お互いに削りあったりしないのがいい。日本人がやってしまうと、店の評判、個人の名誉、和食の伝統とか、いろんなものを背負ってしまって「負けられない戦い」みたいになりそうだけども。実にいい具合にいい加減。

毎回選ばれるゲストも、肉を何十年も食べてないベジタリアンだとか、逆に肉大好きとか、シリアルしか食べない偏食の人とか、そもそも味がわかるんだろうかという人も出ている。問題ありそうな人ばかりなのだ。シェフの二人は、毎回軽口を叩いたり、客をちょっと批判したりしながら料理をする。

で、肉VS野菜のはずだけど、野菜担当は野菜しか使えないがなぜか肉担当は肉+野菜を使う。たしかに肉だけだとソースや付け合せが作れないから仕方ないのかもしれないけど。ゆるゆるでありつつ、出てくる料理はちゃんとしている。負けたらそれぞれ肉や野菜の着ぐるみを着て反省する。シェフ同士が冗談で相手をけなしあってはいるのだけど、お互いに相手の考え方を否定しないのがいいのかな。おっさん同士がけなしあっているのを観て和む。実に和むなあ。
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