玉川上水日記

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映画「レッド・ライト」

レッド・ライト
Red Lights / 2012年 / アメリカ、スペイン / 監督:ロドリゴ・コルテス / ミステリー


具合の悪いキリアン・マーフィー。
【あらすじ】
インチキ超能力者は許しません!という、シガニー・ウィーバー&キリアン・マーフィーの物理学者コンビ。対するはデ・ニーロ演じる伝説の超能力者。年末にやってるTVタックルの超常現象スペシャルをシリアスにしたような感じ。韮澤編集長は出ません。

【感想】
超能力、宇宙人、未知の巨大生物など、怪しげなものや手品が好きな人にお勧めです。とても良かった。アマゾンのレビューを観たら、ものすごく評判悪いんですよねえ。なんでだ。面白いじゃんかあ。

デ・ニーロ演じる伝説の超能力者サイモン・シルバー。見れば見るほど怪しい。まあ、インチキ超能力者だから怪しくていいんだけども。

しかし、デ・ニーロは何をやってもマフィアに見えてしまうなあ。

久しぶりに見たシガニー・ウィーバー。トリックを一切信じないやり手物理学者です。序盤に、インチキ超能力者のトリックをバシバシ暴いていく場面が良かったですね。で、主人公の物理学者トム・バックリー(キリアン・マーフィー)は映画が進むほど具合が悪くなっていきます。ただでさえ、具合が悪そうな顔なのに。

映画前半では、助手に自分好みの女の子(エリザベス・オルセン)をスカウトするほど元気だったのに。職権乱用するほど元気だったのに。ああ、あの頃のキリアンはどこに‥‥。

きちんとしたトリックがある映画でした。勘の良い人ならば、前半でわかってしまうかもしれない。わたしはわかんなかったけど。映画の中に材料がすべて提示されているので、フェアなトリックである。キリアン・マーフィー、デ・ニーロ、シガニー・ウィーバーという大御所が揃っているものの、それでもどこか地味な作品になってしまった。具合の悪いキリアンが観たい人には特にお勧めです。


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