玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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SDカードリーダー

▼最近はあまり更新もしないのに見に来てくださる方がいて、本当に心苦しい思いです。じゃあ、更新しなさいよという話ですが、そう考えてみるとあまり心苦しくないのではないか。心苦しくなかった。ならば、このくだり、いらんね。

▼久しぶりに友人A子に会った。PCの具合が悪くなり新しいノートPCを購入したそうだ。デジカメで撮影した写真を、PCに取り込んでプリンタで印刷しようとしたが写真が取り込めなかったという。

撮影データが入ったSDカードが認識されない。SDカードは、USBのSDカードリーダーでPCと繋がっている。他のSDカードを何枚か差し替えてみてもやはり認識されなかったらしい。PCの具合が悪いときは、故障個所がどこにあるか切り分けて考えていく。

この場合は、PCとSDカードリーダーを繋ぐUSBポートが壊れたか、SDカードリーダーそのものが壊れていると考えるのが普通である。SDカードを何枚も差し替えて認識されないのだから、SDカードには異常がないと考えてもよいだろう。後でわかったが、SDカードリーダーが壊れていた。

だが、なぜかPC本体が壊れたと思ったA子は、PCを買いに行くのだった。あれですかね、車がパンクしたら、タイヤではなく車を買いに行くのでしょうか。貴族か。病院へ行ったらどうなんだ。

で、代わりのPCを買いに量販店に行き、店員に事情を話したところ「それはパソコンが壊れたのかもしれませんねえ」と言う。新しいPCを買わせるためにわざと言っているのか、本当にわかってないのか、どちらにしてもひどい。

買ってきた新しいノートPCにSDカードリーダーを差したところ認識しない。当たり前である。ここでわたしに電話が掛かってきた。話を聞いてだいたい事情がわかったが、驚いたのはA子が「新しく買ったPCも壊れている」と怒っていたことである。いや、あなた、そう来たか。医者へ行け、医者へ。

でも、ふだんPCをあまり使わない人はこういったものかもしれない。新しいカードリーダーを持って行って差したところ、問題なく認識した。当然、古いPCも壊れてなどいない。新PCは返品するのか聞いたが「これはこれで気に入ったからいい」と言う。

で、さっきA子から電話があって「あの店員、ひどくない!?」と怒っている。そう、たしかにひどい店員である。今頃気づきましたか。でも、この話、二週間前のことである。なぜ二週間たってから怒っているのだ。滞空時間の長い怒りである。
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