玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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もやもやスポット、本

ゴールデンウィークは親戚が集った。ちょっと油断すると集うねえ、親戚は。一人いたら三十人いると思え。それが親戚である。黒くて平べったいのが親戚である。嘘。怒られるわ。お越しいただきありがとうございます。

で、いつもどおりにご飯を食べたりお菓子を食べたり。まあみなさん、よく召し上がる。母の職場の話になった。母はあるテナント会社に勤めている。そういえば、ちょっと前にテレビが来たとのこと。街の紹介番組らしい。誰だかわからないが「パッとしない二人組だった」という。

その二人が「やけにここは湿度が高い」とか「湿度が高い原因を探そう」などと言っていたようだ。あとでネットで調べてみたところ「モヤモヤさまぁ~ず2」という番組だった。さまぁ~ずのお二人でしたか、パッとしない二人組って。しかし、あの番組は本当にアポなしで来るのだなあ。


▼図書館に行く。どうも品のない題名の本が増えた。強迫的なものを目にする。「○○したかったら○○だけはするな」とか「○○をしろ」とか、命令口調である。「読んでから死ね!名著名作」(阪急コミュニケーションズ)などという本もある。この本を読まずに死のうと思う。

命令口調のものが増えたのは、これだけやっていれば大丈夫と、誰かに太鼓判を押してもらえるのが安心感に繋がるのだろう。なぜ赤の他人から命令されて平気なのかしら。光文社や幻冬舎のものにずいぶんと多い。品がないから、さぞ売れているのだろう。

そこへ行くと岩波新書は偉い。最近出たものをサラッと見た。
「日本語の考古学」
「新・世界経済入門」
「イギリス史10講」
「唐物の文化史」
「算数的思考法」
どうだと言いたいね、わたしは。この売る気のなさ。いや、売る気はあるんだろうけども、興味がない人はまず手に取らないであろうよ。わたしは岩波新書のように生きていきたい。子供ができたら岩波新書と名付けたい。生まれ変わったら岩波新書になりたい。えっと、それはどういうことでしょうか?思いついたことを検閲を通さずに書くとこうなる。
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