玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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激おこぷんぷん丸

▼久しぶりに日記を書いている。ピアノを弾く人は、一日でも練習をさぼると腕が落ちるという。では、日記はどうか。それは皆さまが判断されたらよろしい。

久々に書いたと思えばずいぶん上から、をお送りしました。

▼初夏ですね。半袖でもちょうどいいぐらいの陽気。新緑の季節は一年で一番やる気がみなぎる。みなぎってはいるものの、特に何か始めようというのはない。無駄にみなぎっている。

仕事を請けている会社へ。隣席のTさんが取引先について怒っていた。Tさんの怒りは静まらず、「もう、本当に激おこぷんぷん丸です!」と言っていた。漁船か何かかなと思った。訊いてみれば、ネットで流行っていたらしい。そんなことも知らないのかと、呆れられてしまった。

わたし、そういうのに疎いからなあ。怒ったときに使うというのはわかった。しかし、わたしのような古臭い人間が使っていい言葉でもあるまい。言葉には、それを使うのにふさわしい立場や年齢がある。激おこぷんぷん丸は、若者の言葉だ。

だから、わたしは激おこぷんぷん左衛門を使おうと思います。激おこぷんぷん左衛門は、頭にくるとすぐに「お、お、おこでござる!」と言い残し、腹を切る。DVDをレンタルするぐらいの気軽さで腹を切る。息子の激おこぷんぷん之進が「父上~!父上~!」とすがりついてくるがもう手遅れだ。

「あとのことは頼む‥‥、ぞ‥‥(ガクッ)」「ち、父上~!、ああ‥‥、なぜこんなことに‥‥、密かに冷蔵庫の奥に隠してあったプリンを食べられたというだけで、なぜこんなことに~!」

ぷんぷん左衛門は、早く死んだほうがいいと思います。あと、激おこぷんぷん麿という公家も考えました。「お、お、おこでおじゃる~!」が口癖です。こっちも早めに死んでもらえるとありがたいです。
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