玉川上水日記

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映画「フローズン」

フローズン
Frozen / 2010年 / アメリカ / 監督:アダム・グリーン / スリラー


こんなスキー旅行はイヤだ~。
1、一緒に行った三人のうち二人の仲が悪い。
2、リフト代を値切ってこいと彼氏から命令される。
3、地上15mのリフトに置き去りにされる。
4、空中でケンカ。
5、死ぬ。


【あらすじ】
だいたい上に書いてしまった。スキー場に来た三人でしたが閉まる直前まで遊んでいます。リフト係に「最後にもう1回乗せろ」と無理に頼んだら、手違いがあって上に着く前にリフトが止まってしまう。三人は地上15メートルに置き去りにされる。スキー場は、そのまま営業終了。人生も終了。

【感想】一部ネタばれしてます
シチュエーションスリラーというのでしょうか。痛い、怖い、寒い、三拍子揃った作品。三人が置き去りにされてから、さてどうするかという話。気が向いたので人物相関図も作ったよ!三人しか出ないのに‥‥。

うーん、パワポで作ったんだけども、あれだね、なんか汚いね。パワポが下手だと仕事も駄目そうに見えます。ほっといて。で、この三人がリフト上でもめる映画。

そして痛い描写がけっこうあります。「SAW」のプロデューサーであるピーター・ブロックが携わったというだけある。凍傷になったまま手すりをつかんでしまい、そのまま手が固まってしまい、無理に手を離したときに皮や肉がベリベリ‥‥、うひぃ~!となる。怖い。ほかにも痛いシーンが多数。

でもこの映画、それほどひどい人とかバカな人が出てこないんですよね。もうちょっとリフト上で暴れて、いろいろ引っ掻き回したりしてもいいと思うんだけど。食料奪い合うとか。わりとみんないい人だよ。「おしっこ、どうすんだ!」とかで険悪になるけど。

この地上15メートルという高さも絶妙なのだろう。下が雪だし、ひょっとして飛び降りても大丈夫か?いや、無理かも、という境の高さ。スキーウェアを脱いで繋ぎ合せたり、リフトからぶら下がって飛び降りればひょっとして無事に降りられるのでは?と思わせる高さがいいです。

93分と短めなので、ワーキャー言ってるうちに終わってしまう。こういう映画は誰かと「きっとアイツが死ぬ」とか「こういう死に方をするはずだ!」などと言いながら観たいですね、わたしが。ホラーってそういう気分になるんだよなあ。

鑑賞後は潔いほど何も残らないので、心に残るとかタメになるとか、そんなことを求めないで観るといいと思います。強いていえば「何も残らないものが観たい!コタツでアイス食べながら観たい!」とか、そんな人にお薦め。


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