玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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今年観た印象に残った作品

▼松井選手引退の記事を読む。ONの現役時代を知らないわたしにとっては特別な選手といえば野茂、イチロー、松井なんですよね。そうか松井もついにという。

引退の記者会見も見ましたが、プロでの思い出について尋ねられたとき、ワールドシリーズMVPや、ヤンキース本拠地開幕戦での満塁ホームランなどの華々しい活躍ではなく、長嶋との素振りの練習をあげたことが松井らしく思えた。

わたしは中日ファンですが、中日ファンにとって特別な選手というと、年配の方ですと杉下、権藤、星野などがあがると思う。わたしにとっては立浪、岩瀬、山本昌、今中、パウエルだろうか。でも松井というのは野球ファンにとって特別な選手なんですよね。本当にありがとうございました。

▼で、今年観た印象に残った映画である。ふつう、映画の感想を書く人は新作を劇場に観に行ってそれを書きます。わたしは2,3年前の中途半端なやつを書くからなあ。「え、今そんなの観てんの?」というような。観てるんだよねえ。今さらなんだよねえ。

では、誰も期待しないであろう今年印象に残った作品(ジャンル別)をどうぞ~。
【アクション】 007カジノ・ロワイヤル

世間は新作のスカイフォールで盛り上がっていますが、例によって例のごとく、わたしは観ていないわけでして、いまだに1のカジノ・ロワイヤルを楽しんでいた。地味ボンド、地味ボンドガールが大活躍。アメコミヒーロー物をひねったウォッチメンもお薦め。

【ホラー】 エスター

孤児として引き取られたエスターが、こわい!かわいい!こわかわいい!で、お馴染みのエスター。これは思わぬ掘り出し物だった。冷たい熱帯魚もお薦めだけどグロい。

【コメディ】 奇人たちの晩餐会

フランスのコメディって初めて観たかも。主演のジャック・ヴィルレの愛くるしさ。おっさんですが。アフロ田中も良かったですね。

【スポーツ】 コーチ・カーター

珍しくまともな役のサミュエル・L・ジャクソン映画。なにかというとすぐ腕立て1000回やらせます。野球もののオールド・ルーキー、バイクで世界最速記録を目指すおじいちゃん「世界最速のインディアン」も良かった。

【青春・恋愛】 色即ぜねれいしょん

原作のみうらじゅんは、本当に青春時代の男をよくわかっているなあと感心。終身名誉童貞だと思います。短編の詰め合わせみたいなラブ・アクチュアリーもいいですね。

【SF】 キック・アス

ヒット・ガール(クロエ・グレース・モレッツ)のかわいさに打ちのめされました。ジャケットでも主演じゃないのに真ん中だよ。ニコラスお父さんもがんばってたね。他にはアイランドが良かった。

【ミュージカル】 塔の上のラプンツェル

ミュージカルというほど歌のシーンは多くないんですけども。とにかく映像がきれいだったなあ。

【ファンタジー】 
パンズ・ラビリンス

番人様が大人気のダークファンタジー。キモカワキャラ多数出演。ギレルモ・デル・トロ監督は痛そうな映画撮りますね。永遠の子どもたちも、ちょっと痛いシーンが出るし。

【犯罪】 
ジャッキー・ブラウン

タランティーノはセリフが面白いなあと、あらためて。犯罪映画なんだけど痛快さは微塵もなくて、どこか物悲しい雰囲気すらある。それがいいんですね。

【歴史】 麦の穂をゆらす風

昨日の仲間は今日の敵。たとえそれが親兄弟、幼馴染でも。それぞれの主張は正しいはずなのに、なぜ殺しあうのか。アイルランド内戦の悲劇。

【アニメ】 
ちはやふる

競技かるたにかける青春。好きなキャラは原田先生です。アニメは、シュタインズ・ゲート銀河英雄伝説タイガー&バニー人類は衰退しました、も良かったですね。銀河英雄伝説を観たから今年はあんまり他のを観られなかった。本編110話、外伝52話、劇場版3本って超大作すぎる。

【ドラマ】 SPEC 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿

超能力バトルです。これ以上ふざけると作品が駄目になるというギリギリのところでふざけている感じ。ちょっとふざけすぎな感じもあるけども。劇場版も良かった。

【今年の一本】 フリーダム・ライターズ

なんじゃそりゃ、と言われそうですがこれが一番よかったですね。犯罪と人種間抗争が絶えないロサンゼルスの高校に赴任した新人教師の話。実話に基づいた作品です。麦の穂をゆらす風か、この作品か迷いました。ちょっと重い話ですが、まあ観たらいいじゃないの。で、みなさまのお薦めを教えてくれたらとても嬉しいです。
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