玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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再会2

▼先日はたてつづけに幼馴染に会ったのだ。お昼から四時間、夜に四時間の二部構成だった。次の日はのどがかれてしまった。会社に行くと隣席のTさんから風邪ですかと訊ねられた。いい歳して、はしゃぎすぎて8時間も喋ったので声が出ないというのも恥ずかしい。

「いや、風邪じゃないんだけど、ちょっと窓から叫んでたら声が出なくなっちゃって」と答えた。

ときどき彼女は哀れむような目でわたしを見るんです。どうもわたしのことを頭がいかれた人と思っている節がある。

▼友人とは時間の話をしていた。彼が言うには、時間というのは人間が過去と未来を理解するために考えた便宜的なもので、本当は存在しないのではないかということだった。実はわたしも過去と未来はないのではないかと疑っていた。つまり、今という状態しかない。

今という一点しかないため、過去にも未来にも行けないということである。

▼伝説の喫煙者黒木灰次郎の名言というのを読みました。わたしは煙草は吸わないのだけど、こういうのは好きです。

「死んだら地獄に行きたいですね。天国ってきっと禁煙でしょ? 」

「例えば、もし自分の乗ってる船が転覆して水深100mまで沈んだとする。必死にもがいて海面まで浮き上がったときに、空気より先にタバコを吸う人のことを『ヘビースモーカー』って言うんです」

 (副流煙が他人に及ぼす健康被害について)
「その話の前に、僕のタバコから出てる煙を吸ってるんだから僕にタバコ代を払うべきだと思う」

「僕の祖先は、タバコを吸うために火を見つけたんです」

「中学の時のあだ名ですか?『積乱雲』でした」

「大学時代バックパッカーとして世界を周っていた時に砂漠で5日遭難した事があるんですよ。オアシスがあっても素通りしました。タバコの自販機がなかったので」

「買いに行く訳じゃない。“自分のタバコをコンビニから取り返してくる”って感覚です。 世界中のタバコは僕のものだと思う」

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