玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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贈り物

▼人に贈り物をするのは難しい。先日、幼馴染が資格試験に合格した。こういうときって何を贈ればいいのだろう。当たり前の物ならば持っているだろうし、彼は収入も良いはずだから、そこもまた難しい。より高収入になるんでございましょうなあ!うーらやましーなー。もう何もあげなくてもよいのではないか‥‥。

自分よりも収入がある人、目上の人に何かを贈るときは、値段というより知恵を絞るしかないのだろうなあ。そうやって相手が何を喜ぶか考えたとき、相手についてほとんど何も知らないことに気づかされる。あんなに愛し合った二人だというのに!

愛し合ってませんし、男だけども。むーずかしーわー。あまり高い物だとかえって気をつかわせるし、好みがわかれるもの(服、小物など)というのも結局使わないことになるともったいない。というか、服とか贈り合うような仲ではないのだ。しかし、服を贈ったら少し面白い気もする。

「え?おまえが服って!?その殺人的にダサいセンスで?正気!?ウケルわー!」って言われるから、わたしはその場で彼を殺すと思います。あれ?お祝いする気じゃなかったっけ?

とすると美味しい物か。美味しい物はいいよねえ。肉。肉か。ある日、突然届く松坂牛。うーん、そりゃめでたいけどさあ。めでたくはあるんだけどさあ。なんかちょっと違いませんか。

彼は無類の巨人ファンであるので巨人グッズみたいなのがいいのかね。今、巨人のサイトをちょっとのぞいてきました。

ジャイアンツおせち(21000円)というのがあった。
違うんだよー!こんなんじゃないんだよー!
そもそも、お祝いにおせちはおかしい。

優勝特集の本で「圧勝V 原巨人」というのがあるから、それでいいのかもしれない。中日ファンであるわたしがそれをプレゼントするということでいいじゃないか。
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