玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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値切る

▼お世話になっている会社へ。新人歓迎の飲み会に参加。そこで「なにか悩みないんですか?」と訊かれた。ない。でも、ないと答えると何も考えてないみたいでバカにされそうである。

「あのね、一週間ぐらい前に手を切ったんだけど、そんときにできたカサブタをいつはがそうか迷っている。今はがすと血がたくさん出そうだし」と答えた。そのときのあなたたちのゴミを見るような目、先生は忘れません。

なんですか、どう答えりゃいいんですか!日本経済の先行きとか、会社の行く末とか、売り上げの下降とか、そういうやつ?そういうやつがほしいの?え?なにが正解なの!と興奮したところ「まあまあ‥‥」とか「先生!患者さんの容態が!」とか言われました。わたしは、きみらの目の前で死んでやる。

▼買い物上手な人というのはいるもので、すぐに店員と打ち解けて仲良くなり値切ってしまう人がいる。そこへいくと、わたしなどはまったく駄目です。妙なプライドが邪魔をするのかうまく言い出せない。ラジオで伊集院光さんもそんなことをおっしゃっていた。

やっぱり関西人になりたい。あの人たち「で、正味ナンボや?」「高いわー、兄ちゃん。まけてーな!」って言えばいいんでしょ。そういう豪快さがわたしにはない。店員にも丁寧な言葉をつかってしまう。それが壁を作っているのだと思う。

仕事で量販店で買うとき、どうしても値切らなくてはいけないときは、価格ドットコムでその商品の最安値を印刷したページを持っていく。店員にそれを見せて「この商品ありますか?」と訊けば、だいたいその金額以下にしてくれるのである。これは値切るのが苦手な人にお勧めの方法です。

しかし、すべての関西人が「ガハハハハ!で、なんぼや?」の人とは思えない。それは日本人だからといって「空手やってる?ニンジャなの?」という外国人と変わらないのではないか。なかには「全然値切れまへんがなー」(あってますか?この関西弁。)という関西人もいるのではないか。あと、わたしは関西人をバカにしているわけではないので、怒ってこないでください。ほんまでんがなー!

▼久しぶりにアクセス解析を確認したら関西からのアクセスがけっこうあった。関西、好きでっせ!ほんまでっせ!

よし、これで関西からの苦情は消えた。アクセスしている地域を見ると、島根や宮城が目立って少ない。これからは積極的に島根と宮城の悪口を言っていこうと思います。
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