玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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利き首

▼手や足に右利き左利きがあるように、首にも利き首があると思う。うつぶせに寝たとき、違和感がないのが利き首なのだろう。わたしは左向きが楽。手を両利きにするのに憧れるように、首も両利きにしたほうがいろいろといいのではないか。

で、首を両利きにするために、普段とは逆にうつぶせで右向きに寝てみた。皆さまの予想通り、寝違えて左を向けない間抜けな人間が誕生。もう今日は何もできない。あと、仮に首が両利きになったとして何かいいことがありますか?その利点を考えている。

▼よく読んでいる日記がありまして、そこに「つい恋人の携帯電話を見てしまう」ということが書かれていた。わたしの元同僚の女性もそんなことを言っていた。どうも、女の人のほうが見たがるような気がするのだけど偏見でしょうか。

最近のものはどうかわかりませんが、携帯電話のバックアップソフトなどでパスをはずすということができました。ソフトを使わなくても4桁パスが主流なので、そもそも安全性は低い。その元同僚の女性は、恋人の携帯のパスを突破するのが趣味と言っていた。まあ、よくもそんな誰も幸せにしない趣味をねえ。どうかしてる。

彼女の付き合った男性は、だいたい「誕生日」「電話番号」「住所」「ぞろ目」などをパスにしていたそうである。ちょっと凝った人は、これらの項目を逆さ(誕生日が4月1日なら、1040)にするぐらいだったらしい。彼女は、あえて特殊なツールは使わずアナログな推理で解くのが楽しいと言っていた。

「パスが解けなければどうするんですか?」と訊いたら「包丁持って泣きながら『携帯見せてくれないとアンタを刺して、わたしも死ぬ!』って暴れるから大丈夫」と言った。全然大丈夫じゃない。もはやパスワードとかどうでもいい。
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