玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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映画「運命のボタン」「ザ・ウォーカー」

▼「運命のボタン」と「ザ・ウォーカー」という映画を観ました。 運命のボタンのDVDを手に取り、あらすじを読んだとき、これは面白い作品かもしれないと直感的に思った。 運命のボタン/ 2009年 米 これは設定がかなり謎めいており引き込まれます。貧しいけれど幸せに暮らすごく普通の夫婦、そして、その夫婦のところに突如現われた一人の老紳士。彼は、その夫婦にある提案をする。 「このボタンを押すと、あなたがたの知らない誰かが死にます。 その代わり、あなたがたは100万ドルを手に入れることができます」 明日の午後5時に箱を取りにくるから、それまでにボタンを押すかどうか決めてほしいと言い残し、老紳士は帰ってしまう。ボタンを押すべきかどうか迷う二人。夫はエンジニアなので、この箱を解体してみます。すると、箱の中身は空っぽで、なんの装置も入っていなかった。いったい、この先どうなるんだろう、ボタンとはいったいなんなのか、その謎がどう解かれていくのかと期待していました。 謎がですね、全然解かれないんですね。伏線を回収する気がまったくない。ボタンもわりとどうでもよくなってしまう。そんなのありましたっけ?ぐらいの扱いになる。途中から宇宙人がらみになって、ひじょうに残念なSFに。これはSFではなくて、サスペンス方向で脚本書けばかなり面白くなりそうなのになあ。 特に図書館のシーンはすごかった。夫であるジェームズ・マースデンがこのボタンを巡る謎を解こうと、図書館で調べものをします。その図書館の通路で彼を追ってくる不気味な一般人の集団がいます。5人でVの字型になって競歩のように無言で追ってくる。そうやって追っかけてくるのに、特になんにもしないんですよねえ。むしろ、なんかして!と思う。もう不気味さを通り越して笑えるというか、脱力する。70~80年代に作られたB級SFみたいな感じ。 そういえば、この映画はなにかというと鼻血を出します。確かにストーリーにちょっと関係はあるんだけど、まあねえ、鼻血チョロッと出されてもねえ。特に大きな影響はない。出さなきゃいいと思う。 なんで、キャメロン・ディアス出たんだろう。途中からは、もう序盤の緊張感はまったくなく夫役のジェームズ・マースデンが小島よしおにそっくりだなあとか、それが気になった。男前にした小島よしおに似ていると思うのだけど。そんなでもないだろうか。最近、見かけませんね。 見所は、よしおに似ているとこぐらいか。「オッパッピー!」と叫ぶ場面はありませんでした。 ▼ザ・ウォーカー / 2010年 米 こっちも設定が変わっている。戦争で荒廃した近未来、ある男が一冊の本を届けるために西へ旅するという話。しかし、運命のボタンと違って、その世界が滑稽だとか陳腐に見えないのがすごい。北斗の拳の世界で、デンゼル・ワシントンが刀を振り回して大活躍という映画。敵役のゲイリー・オールドマンも、いつもより変人度が低い役ですが、やはりいい味出してます。アクションが好きな人はいいかもしれません。 そんで、似たジャケット探しの旅ですが、ありましたね。  どうですか、このそっくり度の高さは! タイトルもほぼ同じ!「ザ」があるかないかだけ。訴えたら勝てる! ▼今日の検索キーワード ・やる気のないラーメン屋ランキング そんな面白いランキングがあるのか。作ったら訴えられる。 ・ずるい上司に勝つ方法 なんだかそんな本がありそうな気がします。しかし、こういうことを検索して答えが見つかるものなのかしら。やはりコツコツと努力して上司を追い抜いて、自分が上司になることでしょうか。きっと、あなたが上司になったとき、そういったことはどうでもよくなっているでしょう。 え?そういうのいらないの?そういううっとうしい答えは? じゃあ、辞めちゃえ!辞めちゃえ! 辞めてラーメン屋開業して、やるきのないラーメン屋ランキングに載ればいいじゃん! JUGEMテーマ:日記・一般