玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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待ち時間

TechCrunch Japanのサイトで、今のところ最速のブラウザはGoogle Chrome12という記事を読む。やっぱりChromeは速いのだなあ。わたしもIE(インターネット・エクスプローラー)と併用しているけど、断然速く感じる。Chromeの欠点は、Chromeに対応してないサイトがまだそこそこあることだろうか。この日記を書いているjugemChromeだと正常な動作を保証しないし、会社でオンラインバンキングのサービスを使っていたが、IEしか許さないサイトがいくつかあった。 そして興味深いのは、感覚的レンダリング時間はFireFox5が最速だった。もちろんChromeも優秀だけど。感覚的レンダリング時間とは、乱暴な言い方をすれば、ブラウザにサイトが表示されたと感じる体感時間と解釈すればいいだろうか。どうやって、感覚的レンダリング時間を計測できるのかは不明だけど。 この体感的な待ち時間について有名な話がある。あるビルにとても待ち時間の長いエレベーターがあった。従業員からの不満も多く、改善を求められたが予算もない。そこで担当者が考えた方法が、1階のエレベーターの前に鏡を置くことだった。みんな、エレベーターを待っている間、身だしなみを整え、その間にエレベーターが来るのである。こうして、体感時間を短くすることに成功し不満は解消された。 今だとゲームの読み込みに「NOW LOADING」とか「ユーザー情報を読み込んでます」と表示されるけど、あれだって体感時間を短くするための工夫である。人間、理由もなく待たされるのがもっともイライラする。本当は「NOW LOADING」の表示を出さないほうが、ほんのわずかだけど速く表示されるはずである。 先日、ある居酒屋にいったのだけど、そこは料理が出てくるのがとんでもなく遅かった。ピーク時に行ったのがいけないのかもしれないが、とにかく出てこない。出てこないわ、違う料理がくるわ、ひどかった。わたしがいるときだけで、2,3回は皿が割れる音が聞こえた。かなり混乱していたのだろう。 あれも、従業員の頭にCCDカメラを付けたりすればクレームが減るかもしれない。そのカメラの映像を、お客はテーブルに付けられた画面から観られるようにする。そうすることによって、従業員が慌てて皿を割ったり、違う料理を持ってきたりしても、腹が立たない。ドジッ子からしょうがないということになる。もう、これは料理が来るまで3億年ぐらいかかるとあきらめもつく。 料理を地面に落として、慌てて皿にのっけて辺りをキョロキョロ見回す姿も観ることができる。ドジッ子だから、しょうがないのである。いや、しょうがなくない。ものすごくイライラするシステムかもしれん。  
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