玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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いんたーねっとさん

▼前の会社で、打ち合わせ。しかし、感心したのは会社というのは経営者が「つぶれた!」といわない限り、つぶれないのである。

どんなに鼻水が出ようが、熱が出ようが、頭がクラクラしようが「気のせい!」と言って風邪を認めない人に似ている。会社とは、精神論なのか。社長は、この状況でもあきらめないので感心する。体に例えれば風邪どころか、全身複雑骨折で身動きができず、熱が50度ぐらいの状態に見える。もうすぐ召される。その状態で「ちょっと、駄菓子屋でアイス買ってくんね!」と、駈け出すぐらい元気。

勢いあまって階段で転んで、首の骨を骨折するものの、

「見て見て!アイス当たった!」とか言う。

わんぱくにもほどがある。もはやソンビである。

▼相談役から掛かってきた電話に出てしまう。30分ぐらいつかまる。緊急の用事があって掛けてきたわけではない。もう、80歳を越えたお年寄りであり、暇なのだ。彼の住んでいる市内にいい整形外科があるらしい。テレビで観たらしく、慶応卒の先生がやっているのだが病院名も先生の名前も忘れたという。その医者を、便利なインターネットとやらで探せということだった。

先生の経歴がサイトに書いてあれば、慶応卒がひっかかるかと思ったが駄目だった。ネットの掲示板で回答をもらうにも、ちょっと時間がかかる。断念して折り返した。

「ほんとインターネットのヤツは役に立たねーなー」と言う。

いんたーねっとさん、かわいそう。わたしだけは応援します、と思いました。

さらに「おまえも、まだまだ仕事ができねーなー」と言われる。あのね、そんな情報でわかったらエスパーだわ。

そうか、エスパーだったらよかったのだ。そしたら、そもそも最初の電話に出ないけどな。掛かってきた瞬間、気絶したフリをする。超能力の無駄遣いである。

▼「買い物好きの女は、男にとっては悪魔、市場(しじょう)にとっては天使」

というですね、経済学格言を思いつきました。具体的に特に何かあったわけではなく、なぜか思いつきました。

志村けんぽく威嚇する猫

コントを思い出してしまった。