玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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戻るならお早めに キャラ弁

▼鼻でスパゲッティを食べる機械を出してくれ!   ▼鴨長明方丈記を読んだ。 【原文】 「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」 【現代語訳】 「河の流れは絶えることなく、かといって、それは同じ水ではない」 見た目には同じ河でも、それを構成する水(人や物)は違っており、それは一瞬で流れていってしまう。そして、河だけは外観上変化なくそこに在り続ける。河とは、時の流れとも読める。すべてのものが一瞬で流れるのは無慈悲とも思えるが、逆説的にはすべてが流れ去るのなら、それはそれで仕方ないという諦めに似た楽観さえ感じられた。 方丈記は、冒頭のこの一文がすごい。これ以降の内容は、この一文を補足するためだけに書かれたのではないかと思うほどである。移りゆくもののはかなさを示したこの有名な一文はさまざまな解釈ができる。やはり、文章は最初の一文が肝心なのだろう。そういうわけで、日記の一行目にのび太の名ゼリフ「鼻でスパゲッティを食べる機械を出してくれ!」を書いてみたものの、なんの情緒も奥行きも感じない。 ただ、あなた方がブラウザの「戻るボタン」を連打するのが見えただけである。 ▼キャラ弁に注目している。キャラ弁とは、漫画やアニメのキャラクターを模したもので作成された弁当である。などと偉そうにいってみました。みんな知っているでしょうけど! で、ちょっと失敗したキャラ弁画像を集めて喜んでいる。また一つ、人に言いづらい趣味ができてしまった。正直なところ、見事な物はいくらでもあるのでちょっと出来の悪いヤツがおもしろい。しかし、出来の悪いのを笑うのは趣味が悪いので、一人でこっそりと楽しんでいる。結局、笑っているのだけど。それは個人の楽しみなので許してほしい。よくある失敗としては、トトロがゾンビ化したのがあります。生前はトトロだったのだろうなというのがある。あれ、子どもが逃げ出す。開けた弁当箱を急いで閉じて、隙間からそっとのぞき見たりする。 みうらじゅんあたりが、変なキャラ弁をまとめて本にしてくれないだろうか。買います。以下、ちょっと変わったテーマのキャラ弁画像をいくつか。 c1 ・目玉のオヤジ いや、もう何か魚の卵にも見えますね。よく考えると、目玉のオヤジではなく、オヤジの目玉が正しいのではないか。そういうのどうでもいいか。そして目玉が4つということは、オヤジの他に最低でももう一人いることになる。オヤジではない誰かの目玉である‥‥、怖い!食べたい!いや、もうなんかよくわかんない! c2 ・ムンクの叫び これ、キャラ弁というのでしょうか。素晴らしすぎる。なぜこのキャラ弁を作ろうと思ったか是非聞いてみたい。名画シリーズに挑戦していただきたい。 c3 ・不思議の国のアリス 最後はまともなやつを紹介。まさに、食べるのがもったいない作品である。ここまで来ると、キャラ弁で映画が作れる。小学校入学からストーリーが進行し、卒業と同時にエンディングを迎えるというのはどうか。ディズニーが権利を主張してきそうな出来である。 しかし、これだけ見た目に凝ってて味も美味しかったらすごい。
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