玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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友だち アンヴィル

▼日記などをやっていますと、たまにメールを頂くことがあります。いつもありがとうございます。頂いたメールはすべて楽しく読んでおります。だいたい3億年に1通ぐらいしか来ないので。前回来たのがたしか恐竜が絶滅したときだった。あれは、6500万年前か。ずいぶん昔の気がする。

もうね、メールサーバー落ちてんじゃないかってぐらい来ない。きっと落ちてるはず。だから、たまに来たメールは舐めまわすように読んで一字一句記憶し、あと画面を実際にペロペロ舐めまわす。

「このメールは僕のー!僕だけのものー!ペロペロペロペロ」ってやってる。気持ち悪いわ。嫌われたいのでしょうか。せっかくメールくれたのに。

昨日も一通のメールを頂きました。もちろんメールの内容を書くことはしません。ただ、本文に入る前の挨拶がちょっと気になったので引用させてもらいます。

「友だち、多いんですね」と書いてある。そうか、友だち多いと思われているのか。たしかに周囲のことを書くことは多いものの友だちはかなり少ないです。

宇宙人<ツチノコ<友だち<イリオモテヤマネコ

こんな感じでしょうか、天然記念物のイリオモテヤマネコより多く生息してますがツチノコより少ない。そうか、友だちはUMA(未確認動物)だったか。今わかった。まあ、UMAレベルですわ。友だちなんて。だってあいつら伝説上の生き物だしね。神話の世界の話だしね。

だから小学校で先生に「友だち100人できるかなぁ~♪」って歌わされたときは気絶しそうになった。

「100人て、うわべだけの関係じゃないんですか!質より量ですか?友だちってなんですか!友だちの定義ってなんですか!」ってなった。

うっとうしいわー。yahoo知恵袋にでも投稿して「知るかボケ」とか言われてればいいと思う。

アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち / 2009年 米

50代になるまで夢を追い続けた売れないメタルバンド アンヴィルのドキュメンタリー。

だいたいの人はある程度やってみて芽が出なければ夢を諦めざるを得ない。でもこの二人は売れなくても夢を追い続けている。50歳にもなってみっともないという人もいるだろう。

でもやはり人の言うことなんて聞いちゃいけないんだなと思う。人の言うことを聞いてやりたいことをあきらめてそこそこうまくいくというのが本当にいいことなのだろうか。自分でやりたいようにやって、失敗したとしても自分で責任を取ってそれでこそ自分の人生なのだろう。

でも、だいたいみんなそういうことはわかっている。わかっているけど、お金の問題や家族や健康、世間体、いろんな事情があってやりたいことを諦めてしまう。もちろん、諦めたことは悪いことじゃない。諦めることが正しい決断のときもある。でもこの二人は諦めなかった。それは人生を棒に振っているように見える。だが、こんなにすてきな振り方ができる人たちがどれぐらいいるだろうか。そして彼らのようにまさしく自分の人生を生きている人を、何もしていない人々が批判できるだろうか。

この作品で、失礼ながら日本にもメタルファンというのがいたんだなとはじめて知った。わかる人にはきっとわかるものなんだというのが嬉しかった。メタルやアンヴィルの知識がまったくなく観ていたのだけど、ラストシーンの日本公演では「頼むから客が入っていてくれ!」と願わずにはいられなかった。これを観たとき、彼らがなんで音楽を続けてこられたのかきっと理解できると思う。

メタルファンだけでなく、多くの人に観てほしい。

▼(私信)

pumiraさん、ご無沙汰してます。びっくりしました!

黒犬さんもお元気でしょうか。

WEB拍手の非公開コメントには返信できないらしいのでこちらでご挨拶させていただきます。

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