玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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東北地方太平洋沖地震

▼何も考えず生きてきて、ごく普通に生活できるのが当たり前だと思い込んでいた。こんなにも短期間で世の中が変わってしまったことに驚いている。

わたしの住んでいる東京都西部は震度5程度で済みました。隣の人は水道管が破裂して家が水びたしになり、食器がほとんど割れ、テレビは落ち、でもせいぜいその程度です。うちも皿が20枚ぐらい割れた程度でしょうか。ガス・水道・電気も調子が悪いですが、被害のうちに入るようなものではありません。

食器棚に飛散防止シートを貼る作業をしながらずっとテレビを観ていました。救出にあたっている方々に頭が下ります。被災された地域の方々に対し、自分に何かできることがないか考えたが何もできない。心ばかりの寄付をし、混雑がおさまったときには献血をしようと思います。まだ今はじっとしておきます。

必要もないのに長電話をかけない、インスタント食品や飲料水をむやみにたくさん買い込まない。不確かな情報に惑わされない。隣の人に声をかける。そういう小さなことに気をつけるだけでもいいんだと思います。

 

ちょうど地震の日が配達予定日だったのですが、クロネコヤマトの方が一日遅れで配達をしてくれました。こういう困難なときにでも普段どおりの仕事をする。やはり僕にできるのも、自分の仕事をするということだけだと思います。あとは少しだけ、できる範囲で他人に心配りをするぐらい。

「こんな大変なときにありがとうございます」と言ってクロネコの人に缶コーヒーでも渡すぐらいが、今のわたしにできることです。まあ、そう書くと缶コーヒー渡したみたいなんですが実は渡してない。手元になかった。あれば渡した。

あくまでそういう気持ち!気持ち的には缶コーヒー渡してたもの!

明日からまた仕事が始まります。目の前の仕事や勉強をきちんとすること、それが自分にできることなのでしょう。戦後のぼろぼろの状態から復興できたのだから、今度も復興できるはずです。生きていて何度か踏ん張らないといけないときがあります。きっと今がそのときなのでしょう。

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