玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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なんのため

▼以前使っていたbrogramというカウンターをはずしFC2のに付け替えました。brogramは表示が重かった。カウンターが表示されないだけならまだいいのだけど、日記本文も表示されなくなってしまう。これでは本末転倒である。

▼その本末転倒の話で思い出したことがある。これ商品名書くとちょっとマズイので書きませんが、RAIDという機能がついた巨大ハードディスクを会社で購入したときのことです。その商品は10テラバイト(1テラ=1024ギガ)ぐらい記憶容量があります。社内のデータ受け渡しやバックアップに使用しました。みな自分のPCにあったデータをそこに移し、快適な状態で自分のPCを使うことができました。評判も良かったです。

その巨大ハードディスクはファームウェアというもので動いてます。普通のPCがWindowsLinuxで動いているように、ファームウェアとはPCのOSみたいなものでしょうか。だいたいそんなイメージ。でもそういう適当なこと書くと、詳しい人にコラーっ!て怒られる。お口を針と糸で縫い合わされたり、正座させられて石を抱かされていろいろ自白させられる。

いや、そこまで悪いことしてない。

まあ、それを積まないとその巨大ハードディスクが機能しない大事なものです。

買ってからしばらくして、購入した大手量販店からファームウェアを更新するよう連絡が来ました。更新しないで使い続けると、最悪の場合データが消えることがあると脅かされた。それはもう更新せざるを得ない。

そして、やり方の指示を受けた。

ファームウェアの更新前に、その巨大ハードディスクに入っているものをいったん他にバックアップしてください。そのまま更新するとデータが消えるかもしれません」

それを聞いたときに、えっ?ってなった。えーと、ちょっとよくわかんない。

待って待って。

まず、社内のデータをバックアップするために巨大ハードディスクを買いました。みな、そこにデータを移して幸せに暮らしていました。今度は、そのファームウェアを更新する際に巨大ハードディスク内のデータをどこかにバックアップする?

どこに?

あれー?そもそもオマエをなんのために買ったんだっけ?あれー?ってなった。

10テラ近くもどこにバックアップとればいいのか。それでも周囲のPCを借りて、膨大なデータを分散してコピーし、ファームウェアを更新し、またデータを元に戻して無事に使えるようになりました。終わったときには夜が明けてました。

もうね、本当にあの巨大ハードディスクには石を抱かす。アイツに泣きながらごめんなさいって言わす。そうでないと気が済まん。