▼今、お世話になっている会社で作業。
業務の流れの変更のためいろいろ準備していたものの、わたしの勘違いでかなり基本的な部分から設計しなければいけなくなった。よく確認すれば防げたミスだった。ポンコツである。ほとぼりが冷めるまで身を隠そうと給湯室にいたら、猫好きのTさんがやってきた。
Tさん:あー、こんなところに隠れてる。
わたし:世間の冷たい目を避けようと思って。
T:いや、いつかはわかることだったんだし。早めにわかって良かったですね。
わ:‥‥とはいえ、皆さんの冷たい目が!汚い物を見るような目が堪えられなくて!
T:いや、誰もそんなふうに見てないと思うけど‥‥。
わ:そうかなー。
T:そうですよ。
わ:すみません。ポンコツで。
T:なにもそんなに反省しなくても。
わ:‥‥どうも!ポン山コツ太郎です!
T:全然反省してないっ!
わ:反省よりも忘却を!さっさと忘れるんだ!そもそも、あんなものミスに入らないね。もっとこう会社が傾くようなどでかいミスをしたいね!するべき!
よーし、なんだかやる気になってきたー!ミスを。
ということで3月もなかなか好調。周りがなんと言おうと。
▼そういえばラテン語の諺に「神々といえどもバカにはかなわない」というものがある。突然思い出しました。ポン山の頭に、突然浮かびました。誰がポン山じゃ。
ちなみにこの諺はグーグルで検索してもヒットしません。いまどき珍しい。わたしの創作じゃないんだけど。
▼サンシャイン・クリーニング / 2009年 米
かつてはチアリーダーを務め学園のスターだった主人公も今は30代。交際相手は妻子持ち、妹はフリーター、自分にはたいしたスキルもない。そんな主人公が、事故現場などを片付ける特殊清掃の会社を始める。
学校時代の友人たちは着々と幸せを手にし、それに嫉妬する主人公。収入、不倫、シングルマザーの子育て、とにかく悩みは尽きない。その負の状況からの再生の物語。「問題のない家族なんてどこにもなくて、それでも僕らはどうにかこうにか生きていく」こういったテーマは多いし特に珍しいものでもないけど映画の雰囲気が良かった。軽い感じで観られる作品。
おじいちゃんが学校で問題児扱いされる孫を励ますシーンが印象的だった。
「おまえはすぐ勉強に飽きてしまうのかい?」
「うん」
「すぐに窓から外を眺めてしまうのかい?」
「いつも」
「それはおまえが頭がいいからだ」
その全肯定してやるところがね。このじいちゃんはじいちゃんで、ちょっと問題ある人なんだけども。大作でもないし、多くの人の賞賛を浴びる作品ではないかもしれないが、のんびりしてていい。