玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

このブログの内容はすべてフィクションです

だいたい大丈夫 タイガーマスク運動

▼朝、小倉トーストを食べた。

小倉トーストとは、パンに小倉餡をかけたものです。店によってはサンドウィッチになっていたり、トーストに餡が乗っていたり、さまざまな形があります。

で、賞味期限が7年過ぎている餡子の缶詰と、4年過ぎているバター(パンに塗る)を使って作ったのだけど、どうも今、気持ち悪くて腹痛もある。 賞味期限がどれぐらい過ぎたらいけないかといえば、だいたい大丈夫なんだと思う。食品にあたって具合が悪くなったとしても、死んでないのでマクロ的に見れば大丈夫なはずである。

今、生きてる‥‥よって大丈夫。大丈夫なはず!

ミクロ的に見れば、あたっているのかもしれないけど、わたしは物事を大局でとらえるのです。細かいことにこだわらずに生きていきます。明日以降、日記が一度も更新されなかった場合、それは大丈夫じゃなかったと言えます。マクロ的に見ても。

お腹、いたい。

タイガーマスク運動が流行している。

2、3日前テレビを観ていたら、タイガーマスク運動について児童養護施設に取材をしていた。ちょうどその取材の最中に、一人の青年がやってきた。その青年はごく普通の若者で「すみません。タイガーマスクです」と名乗った。

なんだかちょっと変な感じがした。マスク被ってないのに堂々と「タイガーマスクです」と言ってるあたりが変なのかなあ。マスクじゃないし、と思ってしまう。タイガーマスクは孤児院の子どもに正体を隠すためにマスクを被ってるけど、顔面全開で自分から「タイガーマスクです」となると、こちらも「あれ?」となる。

かといってマスク被ってこられても、ちょっと不審者っぽいのでそれはそれで問題だ。じゃ、普通に「あのー、寄付したいんですけど」となるが、それじゃタイガーマスク運動にならないからなあ。いや、ならなくてもいいのか。べつに。

どう名乗ればいいんだろう。

「あのー、タイガーマスク運動に感銘を受けましてお役に立てればと思い、心ばかりの品を持参したのですが、マスクを被るのも社会的にちょっとどうかと思いますし、でもやっぱりタイガーマスク運動としてやりたいということもあるんで、ただの寄付じゃなくて、タイガーマスクと名乗りたいと思いますがどうでしょう?」

なにこのめんどくさい人。わたしが悪かった。もう「タイガーマスクです」で正解。