玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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野球

▼野球もいよいよ大詰めである。今年こそ、中日のリーグ優勝、そして日本一が見たいものである。

今日の中日×阪神戦は、9回裏まで0対0の接戦だった。9回裏1死満塁で、堂上剛選手(中日)のファーストゴロをファーストのブラゼル選手(阪神)が、ホームへ悪送球。ボールは城島捕手の左手を大きく逸れ、藤井選手がホームインして中日が勝利した。喜ぶというよりも、あっけにとられるような幕切れだった。今日の試合はいつもの試合と違って、優勝争いに大きな影響を与えるものだっただけに、このエラーは致命的といえる。

試合後のヒーローインタビューで喜びを爆発させた堂上剛選手だったが、嬉しいのはわかるがエラーしたブラゼル選手や対戦相手の気持ちも考えてほしいところである。ブラゼル選手の苦痛は、相当なものだろう。相手への敬意やいたわりを忘れたら、いかんと思います。この日記は75歳の老人が書いておりますので、説教もします。

▼野球といえば「ビートたけし 松井秀喜 野球小僧」という本のことを思い出した。題名どおり二人の対談なのだが、深く野球を掘り下げるというよりも野球好きの二人がただ雑談をしている感じ。野球ファンなら楽しめるかもしれない。

その中で、たけしが語ったアニマル・レスリー(当時 阪急ブレーブス)の話が印象的だった。アニマル投手といえば、気性が荒い大男として有名である。リリーフがうまくいったときも、相棒の藤田選手を喜びのあまりボコボコに殴打していた。見ている分には面白いが、関わりたくない人である。

そんなアニマル投手だが、ある日、阪急のピッチャーが投げたボールが原因で乱闘が起きた。当然、喧嘩っ早いアニマル投手は、ベンチから真っ先にグラウンドへ飛び出そうとした。張り切って立ち上がったところ、ガーンと天井に頭をぶつけて気絶、救急車で病院送りになった。

バカである。

翌日の新聞には、乱闘の一番の被害者でケガ人はアニマル、と書いてあったそうである。

なんもしてないのに。だから好きさ。

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