玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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宝くじ いくら買ったら得?

▼周囲に宝くじを買う人が多い。 友人A子も2010年のサマージャンボを10枚買ったという。そして、当選したときのために欲しい物リストをメモ帳に書いている。さらに、実家をリフォームする資金にあてるというので図面まで引いている。当たってもいないのに、なんと図々しい人だ。  ちょっと今回のサマージャンボについて調べてみた。
等級 当選金額 本数 当選確率 当選金額
1等 200,000,000 33 0.00001% 6,600,000,000
1等の前後賞 50,000,000 66 0.00002% 3,300,000,000
1等の組違い賞 100,000 3,267 0.00099% 326,700,000
2等 100,000,000 99 0.00003% 9,900,000,000
ボーナスレジャー賞(10万円) 100,000 9,801 0.00297% 980,100,000
3等 1,000,000 3,300 0.00100% 3,300,000,000
4等 10,000 330,000 0.10000% 3,300,000,000
5等 3,000 3,300,000 1.00000% 9,900,000,000
6等 300 33,000,000 10.00000% 9,900,000,000
  11.10502% 47,506,800,000
発売総数 330,000,000
発売合計額 99,000,000,000
回収率 47.99%
わざわざエクセルで計算したわけですが、自分のマメさが好きだ。愛している。本来、おおざっぱなのですが。 で、ビル・ゲイツが絶大な権力を振りかざし、全部の宝くじを買い占めたとして990億かかります。肝心の当選合計額なのですが約475億円です。なんと、約半分がテラ銭(運営費)とは恐ろしい。競馬だって、JRA日本中央競馬会)の取り分は25%なのに。あこぎな商売である。 回収率はトータルでは、約48%であるものの、それは1等などが当たった話であって、実際に買って当たりそうなのはせいぜい4等の1万円ぐらいなのではないか。 宝くじシミュレーターという、すごく便利なツールがありました。データは今回のドリームジャンボに基づいています。以下はこのツールを使用し、約1億円買ったときのデータです。 ■約1億円買った場合 購入金額  101,472,900円(約1億100万) 当選金額  27,757,500円(約2,800万) 収支    -73,715,400円(約-7,400万) 購入枚数     338,243枚(約34万枚) 当選枚数       37,568枚(約3万8,000枚) 回収率        27,35% 当選率        11,11% 理屈の上では、回収率は約48%であるべきですが、それは全部買い占めて1等なども当たったときです。1億円買ったぐらいでは1等は当たりません(えらそう)。 100万円が3本当たっており、それが少し回収率を上げていますが、そういった高額当選がなく1万円などがちょぼちょぼ当たっている時期の回収率は約22%しかありませんでした。100円買ったら、20円戻ってくればいいというか、それぐらいの気持ちで買うといいのかも。 結果として、宝くじいくら買えば得といえば、買わなければ得なのだった。やっぱりなあ。わかってたんだよなあ。わかりたくなかった。数字で再確認したくなかった。でもですよ、10枚3000円買ったとして家の図面まで引いてしまって、かつ人に「当たったら1万円あげるね」と言えるのであれば、それで十分に楽しんでいるし元を取った感じはある。 「せめて10万くれ」と言ったら拒絶された。当たってもいないのに。せびるわたしも悪いが。 しかし、卵を割らずに卵焼きは作れんからなあ。1枚買ってみるのもいいかも。 そういえば、宝くじの発売と同時に「当たる売り場」に並ぶ人たちがいる。あれが不思議である。発売枚数が多い売り場なら、当選本数が多いのは当たり前だと思うのだけど。たしかに地元の小さな売り場だと、その売り場には1等が1枚も含まれていない可能性はあると思う。西銀座チャンスセンターなどの「当たる売り場」には1等が入っていることが多いはずである。その分、ハズレも多いんだけど。 1度並んでみようかなあ。わたし、ここ何年並ぶということをしていない。並ぼうにも並ぶ対象がないわけだが、今、なんとなく並びたい気分である。この並び欲の高まりを抑えきれない。 また、どうでもいい嘘を書いてしまった。