玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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腰パンの人

▼なんだか、スノボの腰パンの人が怒られている。

わたしはスノーボードに限らず、ほぼ全部の冬季オリンピック競技を見ないので、誰が誰やらわからないのだけれど、今回の騒動で国母選手だけは憶えた。

しかし、腰パンて、本当に謝罪するほどのことなんだろうか。

服装規定があるのなら、選考時点で国母選手を対象外にするか、その規定を守らないなら選ばないということを本人に通知し了解させるべきだったのだと思う。選考の際に、そういった経緯がなかったなら処分にあたらないはずである。

誰かの好みや価値観で、あいつはだらしないから謝罪しろとはおかしいように思う。

どこまで良くてどこまでが駄目という基準は、誰が決めているのだろう。

ドレッドヘアーはいいのか、ピアスはどうか、鼻ピアスはどうか、舌ピアスはどうか、茶髪はどうか、金髪はどうか、文金高島田はどうか、虎刈りはどうか、チョンマゲはどうか。

もうこうなってくると、チョンマゲで刀差して、裃(かみしも)でいったらいいんじゃないか。正しい日本人てことで。これ最強。誰にも怒られない。

腰パンの人っていうのは、マスコミにとって実に叩きやすい物件に見える。

ああいう格好とか態度ってのは、良識ある人は嫌うだろうから。

今、マスコミに的にされると一気に吊るし上げられる。マスコミも視聴者も一緒になって叩く。

相手になんらかの隙があれば、もうどんな叩き方をしてもかまわないとばかりに叩く。やれ、品格がどうだ、日本代表としての自覚がどうだとか、そういうことを言う前に、ちょっと隙があれば吊るし上げようという品格のある態度がなあ、もう、怖い。

あたし怖い、そういうの。