玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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おめでたくない がんばらない

▼前の職場から簡単な仕事を請け負った。

漫画「ジョジョの奇妙な冒険」で小銭を稼ぐスタンド(しげちーのハーヴェスト)がいたことを思い出す。

わたしも稼ぐなあ。小銭を。

小銭しか稼いでこない。

しげちーは、吉良の操るキラークイーンに爆殺されたのでした。

さみしいことを思い出した。

▼母が「あけましておめでとう」を言わなくなった。

なんでも、年が明けて何がめでたいのか。何もめでたくないだろう。めでたいと思わないなら、おめでとうと言うのはおかしいということである。

以前から「がんばれ」も言わなくなっている。他人からどうこう言われるのも嫌だし、言うのも嫌だという。「がんばるか、がんばらないかは自分で決める」という我が母ながら、実に力強いお言葉。

だいたい、がんばってないように見えますが。

ともあれ、がんばれと一切言われなかった結果、こうして不肖の息子が育ちました。すくすくと。

申し訳ございません。

▼がんばらないといえば以前の職場で、ちょっと記憶に残っている話があります。

営業部署の上司は、新人が「がんばります」と挨拶すると「がんばらなくていいから」と声をかけてました。

新人の頃はだいたい皆やる気で入ってくるものですから、それを聞くとなんだか拍子抜けするというか、気が抜けた感じになるらしく、私のところにきて「あの‥‥がんばらなくていいって言われたんですが、私はがんばらなくていいんでしょうか?」と聞いてくる人もいる。

この上司は少し持って回った言い方をするので、よくわからない人もいるのかもしれない。

プロは結果を出すのが当たり前だから、結果を出すのに努力するのは当たり前であり、一々がんばるなどと言わんでよろしいということである。

本当は、なぜがんばらなくていいと言われたか、それを自分で考えることも必要だと思う。

わたしは面倒なのですぐ教えてしまうが。 

「あの‥‥がんばらなくってい‥」「それはね!」ぐらいで教えている。

待ってましたとばかりに教えている。

教えたがりは、人のためにならない。 

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